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【百名山登山記】その8 筑波山 〜関東の象徴〜

基本情報

ルート

筑波山神社発着で、「御幸ヶ原コース」で上り、男体山と女体山の山頂を巡った後、「白雲橋コース」で下ってきました。

今回はSTRAVA測定

日時

2023年12月2日(土)
 11:45 筑波山神社
 13:00 御幸ヶ原
 13:15 男体山頂
 13:30 御幸ヶ原でランチ
 14:15 女体山頂
 15:30 筑波山神社

装備

 上:ヒートテックにスウェット
 下:ヒートテックにジャージ
 靴:マムートのSertig II Low(ハイキングシューズ)

なぜ登ろうと思ったか

2023年を登山をしないまま終わりそうだったので、何とか冬でも気軽に行ける山に一回登っておこうと考えた。元は天城山アタック予定だったが、家庭内事情により近場に変更を強いられ、筑波山にした。

筑波山について

深田久弥の『日本百名山』の中では、実は、深田自身の筑波山の登山に関する描写は一切ない。筑波山に対する評価は、奈良時代にはすでに遊楽登山が行われていた、という古い歴史がある点と、外から見える姿について語られている。

常陸の平野の真ん中に立った筑波は、意想外に高いのである。

深田久弥『日本百名山』より

当時よりも都市開発が進み、高層ビルが増えた現在においても、外から見る筑波山の存在感は失われていないように思う。写真だと矮小化されてしまうものの、約40km離れた利根川付近からでもその雄大さが感じられ、10km以内に近付いた時点では神聖さも感じ始めた。

約40km離れた取手バイパスより
約10km離れた、東急筑波GC付近より

登ってみた感想

登山道の難易度は低め

登山道については、御幸ヶ原コースと白雲橋コースともに、階段のような整備された部分は限定的で、大部分は岩場となっている。とは言え、鎖場のような急傾斜もないため、難易度は高くないと思う。小さな子供達や、高齢者の方、さらにはベットの犬とも多くすれ違った。

一番きついところがこんな感じ(伝われ)

道中の眺望はイマイチ

道中の眺望については、全体的に木々に覆われており、ほとんどないと言っても良い。一方で、御幸ヶ原コースは、ケーブルカーの軌道と並走しており、その姿や音は確認できるのが楽しいポイントだと思う。(ケーブルカーで簡単に行けるのに、なぜこんな苦労して登っているんだ、という葛藤も楽しめる。)

ケーブルカーの軌道
赤い車両が見えるでしょうか。

なお、眺望とは毛色が異なるが、特に白雲橋コースには見どころスポットがいくつか設けられている。例えば、「弁慶七戻り」と称される、落ちそうで落ちない石など。

落ちそう。

山頂の眺望は抜群

山頂には、大きく3つの眺望スポットがあり、いずれも抜群の眺望を楽しめた。

①男体山頂
男体山頂の眺望は西向きで、メインとなるのは富士山である。あいにく、この日はその姿を捉えることはできなかったが、関東平野を一望することができ、スカイツリーといった都心の構造物を認めることができた。

男体山頂からの眺望
スカイツリー(多分)

②御幸ヶ原
2つの峰の中間にある御幸ヶ原からは、主に北向きの眺望が楽しめる。

北関東方面

③女体山頂
女体山頂の眺望は、筑波山の最高峰であるだけあって割と全方位を見渡せるが、最もよく見えるのは南東方面である。

左奥に見える水たまりが霞ヶ浦

名物グルメの「つくば山」うどん

そもそもケーブルカーとロープウェイも整備されていることから、御幸ヶ原を中心に売店が立ち並んでおり、まず食事に困ることはないだろう。その中で、心を惹かれた「つくば山うどん」を食べてみた。詳細は、以下の写真の後方に映るメニューを見ていただきたいが、味は抜群に美味しかった。

七味も名物のものとのこと。

完全に蛇足だが、この売店では、4人組のギャルが、まるで渋谷のカフェかのような会話を交わしながら食事をしていて、そのアンマッチさが非常に良かった。

以上、紹介なのか紀行文なのか、どっちつかずの文章になってしまいましたが、読んでいただいた方、ありがとうございました。

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