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落ち着いたら考えたいこと

安部元総理が凶弾に倒れ死亡したというニュースが、世界中に衝撃を与えた。
容疑者の母親は、安部氏とつながりが深い某宗教団体(なぜかメディアはこの団体の名称を報道しない)にのめり込み、破産したらしい。
それに恨みを抱いての犯行だとのこと。

容疑者の行動は断じて許されるものではなく、民主主義の根幹を揺るがす大事件で、オウム真理教の国家転覆計画等と同様、我々の記憶に残り続けることであろう。

さて、この3日間、メディアはひたすらこの話題で、流れるCMはACばかりの弔いモードだ。

落ち着いたら、メディアは、いや、我々は、容疑者の犯行のきっかけとなった「宗教にのめり込んで破産した母親」について、社会問題として考える空気を醸成していかなければならないと思う。

以前、以下の様な記事を書いた。

「宗教」や「マルチ商法」や「オンラインサロン」などが引き起こすトラブルは、現代人の「何者かになりたい」気持ちや、「承認欲求」のなれの果てである。

先にオウム真理教について触れたが、根本の部分は、90年代後半からずっと変わっていないのだろう。

バブルが崩壊し、「みんな一緒に」の時代から、「個」が強調される時代へ。

そのくせ、人間関係の基本は相変わらず、日本人特有の「空気を読むこと」。そこからはじき出されるとどうにも。

そして、行き場を失った人たちが、先のものに手を出して、破滅に至る構図。

まずは、そこらへんのことをきちんと理解しないと、延々と繰り返されるのだろう。

写真は、昼に作った「チンジャオロース風焼きそば」。絶品。



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