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劇団トキワ新人公演の話

今まで、劇団トキワの三回に渡る公演に
何かしらの形で出演して参りましたが、

劇団トキワ第四回公演
ミッドナイトエアポート

今回は初のお休み。

でも実は

音源制作にて参加しておりました!!

いえーい。

稽古も本番も顔を出せなかったのが
唯一の心残りですが
ひとまず無事に公演が終わったとの事で
胸を撫で下ろしております。

今回私が制作したのは
しょうた&まみカップルが歌う
「愛signΘ」と
あいこが歌う
「四十七士のように」
の2曲。
あとは細かいSEやらを
作ったり作っていなかったりします。

打ち込みの話はまたいずれ
書こうと思っているのですが
今回は上記の2曲のエピソードを。

そんなエピソードなんて程の
内容はないんですけども

今回は大変難産でございました。

別に超安産だった事はないけど
あまりの進まなさに
熟成(放置)させてしまうレベル。

後から気付いたんですが
進まない時って大抵
頭の中に完成図がない。

曖昧なままだったり
参考曲のアレンジに
やたら引っ張られて
オリジナリティがない。

ところがある日、
降りてくるんですね。

足りなかったピースが
見えるようになって
何をしなきゃいけないか
感覚的に分かるようになる。

そういう時に
何故か予想だにしていなかった
良い音が見つかったりして。

そんな奇跡の瞬間が
「四十七士のように」の制作時に
訪れました。

ちょうど波に乗って
アレンジも佳境に入ってきた頃
何か良い音ないかなーと
音色を漁っていた所
「Sonar」という音源が。
ソナー?って何だろう…
と再生してみると

潜水艦のソナー音

だったのです。
分かります?
映画とかでよく聞くやつ。
コーーーンってやつ。

こいつをね
楽器が少し減って
間延びする場所に入れたら
なんとまぁ。

不思議感が出るではありませんか。

打ち込みのソフトに入っている
音源ってもう何万個もあって
こんな音いつどこで誰が使うねん
みたいなのが多いんですが、
なんでですかね
奇跡的にマッチする
そんな瞬間がある訳です。

これだから辞められないね。
打ち込みってやつぁ。

「愛signΘ」は四十七士に比べると
わりかし安産だったので
取り立てて目立つ話しはありませんが

コーラスの多重録音の際
「あい…さいん…しーた…」
という吐息のみの録音が

死ぬほど恥ずかしかったです。

オケと混ざればどうって事ないんですがね。

何故か1人で顔を赤らめながら
録音しておりました。

オシャンな曲はシンプルにした方が
美しく仕上がると思っているので
楽器の数は多くありません。
どちらかと言うと
コーラスの本数の方が多いかも。

この曲はすっごくオシャンで
真面目な顔を装っていますが
本質はかなり狂気的なので
そこを意識して作りました。

観に行った方は
ぜひ思い出しながら
この記事を読んでみて下さいね。

そして
次の公演では更にパワーアップしますので
また観にいらして下さいませ。

四十七士の作業画面。

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