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下を向いて歩こう♪

〜岡崎市康生通り西 vol.10〜

1964年 〜1969年の話です。まさに高度成長期の真っ只中にいました。


1960年代は、かなり変化のある面白い時代だったと思う。

ベトナム戦争、1960年に結成され日本にも来たビートルズ、1964年に東京オリンピック、1969年には、人類初の月面着陸。

焼け野原の日本から15年、人々は無我夢中で働き、勢いがあった気がする。


生活は裕福ではないが、大人も子供も、生き生きしていた。


坂本九ちゃんのヒット曲「上を向いて歩こう」は1961年。本当によく聞きました。


この歌がかなり流行り誰もが口ずさむ中、私は外に出ると、必ず下を向いて歩いていました。


うつむく暗い子だった?
それとも、恥ずかしがり屋?


いえいえ、明るいだけが取り柄の子でした。

では、何故下ばかり、地面ばかり見ながら、歩いていたのか?

答えは、、、

何かいいものが落ちていないかなぁって。

つまり、拾い屋さんだったのです。

家を出て帰ったら、必ず何か拾って帰る子でした。

母にいつも何も拾ってくるな、持ち帰るな、と言われてましたが、直りません。


何だったのでしょうね。

とにかく何か気になるんですよね。
なんか落ちてないかなぁって。


と言うのも、その頃実にいろんなものが落ちてたんですよ、道に。


小さなおもちゃ、鉛筆、ボタン、ビーズ、漫画本、、、、
よくは覚えてないけど、色々あったと思う。


石が気になった時期もある。
いろんな形の石を集めたりしたな。

もちろん硬貨もよく拾いました。
でもそれは、交番に届けていました。5円玉さえも。

いろんなガラクタを拾っているうちに、私は釘を集めるようになりました。


釘は、今だと危ないですが、あの当時結構あちこちに落ちていました。


家が解体された後の空き地には、特にたくさんあり、大きな釘もよく見つけました。


ある大きな空き地では、釘どころか、太くて、大きな鉄の柵もありました。


私達の遊び場でもあったのですが、そこは、、、

この続きは、また明日。

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