【ポン酒カレシ。】愛宕の松 ひと夏の恋 純米吟醸
本日紹介するのは、「愛宕の松 ひと夏の恋 純米吟醸」
こちらのお酒は、毎年夏に発売されるのですが、今年はなんと一味違うんです・・・!
実は今年、コロナによる緊急事態宣言を受けて、パッケージが特別版になっています。
もともとのデザインは、2つのハートが寄り添ったデザイン。
ただ、三密回避が謳われている今年は、そんな寄り添ったハート達がなんと離れてデザインされているんです!
ハート達も密回避。
「愛のために、今年は少し距離を置く」そんな粋な配慮が詰まった、爽やかな夏酒を今回はご紹介します。
どんなカレシ?
愛宕の松 ひと夏の恋 純米吟醸(あたごのまつ ひとなつのこい じゅんまいぎんじょう)
味の特徴は・・・
・きれいで爽やか
・鮮やかな酸味
・甘めだけどもたつかない
・バナナのような後味とメロンのような香り
男性で表現すると・・・
・甘顔だけどしつこくない
・ロマンチック
・恋に恋するタイプ
・爽やかさもあり
暑い夏の甘酸っぱくて爽やかな恋を表現したお酒ですが、今年は例年より少しだけ甘さ控えめでソーシャルディスタンスを感じられる味わいになっています。
生まれ育った土地・背景
愛宕の松を造っているのは、宮城県にある「新澤醸造店」。
新澤醸造店は、荒城の月の作詞家土井晩翠さんが愛したと言われている酒造。
土井晩翠さんは、
館山の頂開く 酒むしろ
愛宕の松の薫 いみじく
という詩も残しているほど。
愛宕の松の他に有名な銘柄は、「伯楽星」などがあります。
そんな新澤醸造店は、実は、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震と、4月7日の余震で一度全壊しました。
それでも、当時の杜氏である新澤巌夫さんが、すぐに動き出し、復興期間も一度も欠品を起こすことなく、移転・再建を実現。
そんな辛い歴史とそれでも酒造りを続けた熱い想いが詰まったのが、「愛宕の松」と「伯楽星」
そんな二種のお酒は、究極の食中酒と言われており、飲み飽きせず、お料理の味も引き立てる味わいが特徴です。
三密回避バージョン
SAKE COMPETITION2017 純米吟醸部門 SILVER
SAKE COMPETITION2016 純米吟醸部門 SILVER
という受賞歴を持つ、「愛宕の松 ひと夏の恋 純米吟醸」
お祭りに、花火、海・・・
ひと夏の甘酸っぱい恋の味を表現するような、甘くて爽やかな味わいが特徴ですが、今年は、ラベルも味もソーシャルディスタンス。
熱く寄り添っていたハートたちが愛のために距離を取っています。
ラベルには、ハートが離れて表現されているだけではなく、
Together apart
はなれていても一緒
You can't quaratine love!
愛を隔離することはできない!
というメッセージまで。
好きな人に会いたくても会えない今だからこそ、再確認できる愛をお酒と共に感じたいと思わせてくれるお酒です。
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イラスト→アライユキノ
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