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「言えぬ」気持ちにタイトルをつけ続けよう

言葉の企画第3回講座の課題のひとつだった、「言葉の企画に参加した理由にタイトルをつける」

“理由”というぼやっとしたものにタイトルをつけるってどうしたらいいんだろう、とすごく悩みました。


言えぬが種

そうやって悩んでいるうちに、この理由を上手にタイトルで表現できない、言えない…。という気持ちこそ、言葉の企画に参加した理由なんじゃないか、というところに行き着きました。

そこで頭に浮かんだのが、「言わぬが花」という言葉。

私は、“言わぬ”以前に“言えぬ”なんだ。

“言わぬ”が花なら、それ以前の“言えぬ”は花が咲く前の種。

言葉の企画に参加して、種から花が咲かせられればいいな、という気持ちを込めて。

この“言えぬが種”というタイトルで提出しました。


毎日のもやもやや気付きに名前をつけたい

阿部さんは、言葉に矢印を込めよう。と常日頃から仰っています。

そのお話をされるときにでてくる、開高健さんの「最も偉大な発明家」のお話がすごく大好きで。



開高さん曰く、最も偉大な発明家は「ライオン」という言葉を発明した人。

鋭い牙やものすごい牙をもっている良く分からない恐怖の塊り。

そこに「ライオン」という名前がつけられることで概念が生まれる。

そこではじめて、恐怖の塊りが、ライオンという名前の四足の獣になる。

その概念が生まれることによって、逃げるのか、闘えるのか、どう行動すべきかが分かるようになる、というお話。

つまり、言葉が概念を生み、概念が行動を生むということ。

(上手く説明できてるか分からないので、詳しくは阿部さんの本を読んでください←)


毎日たくさんのことでもやもやしたり、気付いたりで感情が忙しい私。

それを上手く整理できなくって、漠然とした不安や、もやもやが毎日毎日自分に付き纏って、行動できなかったり、立ち止まってしまったり。

そのもやもやに矢印を込めて、定義づけができれば、前に進む行動のきっかけにできるんじゃないか、と。


自分と向き合えなければ他人とは向き合えない

そして、自分と向き合えていない状態では、他人の心を動かしたり、寄り添ったりする言葉は生み出せない、と思いました。

じゃあもういっそのことまずは思いっきり自分の気持ちと向き合ってやろう、と。


自分の毎日の気持ちや気付きにタイトルをつけて受け入れられたら。

それが、自分自身が明日を前向きに生きる勇気に繋げられれば。

そして、最終的には、自分のためだけじゃなく誰かのもやもやを晴らすためのきっかけになれば。


何か習慣にできるものがあったらな、と思っていたのも大きいし。

ストレスにならないように、ぼちぼちと続けられたらな、と思います!

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