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今回のサポショウ日記

中学生のジュンジ(仮名)が、勉強中にわからないところを僕に質問するのですが、その質問がうまく僕に伝わりません。

質問がテキトーすぎて(抽象的すぎて)、ハッキリ言って、ジュンジがなにを聞きたのかよくわからないのです。

・・・と書きつつ、長年教育の仕事をしていると、さすがに何を聞きたいのかはわかります(笑)

これは質問力です。

でも、この質問がうまく伝わらないということは、大人にもよくあることですよね。

僕も経営のことで先輩方に質問するとき「つまり何が聞きたいの?」とよく言われます(笑)

だからジュンジが特別に質問力が低いということではなく、子ども達のほとんどは質問力がまだまだ身についていないのは仕方のないことです。

子どもなら「これがわかりません」と質問しても、大人がそれを解釈して答えてあげることができますが、

大人になって「これがわかりません」なんて質問したら「自分で調べんかい!」「そもそもこれって何やねん!」となりますよね(笑)

ジュンジが将来、自信をもって自分の人生を切り拓いていくために必要な力。

質問力

今日はその質問力をAIを活用してサポートした日記です。

けんしょう先生の今日のミッション

今日の僕のミッションは

「ChatGPT(AI)が答えてくれるまでジュンジの質問を具体的にしていく」です。

ChatGPTはホントに素直で正直なやつなので(笑)、聞いたことしか答えてくれません。

つまり、質問がおかしいと求めている答えを返してくれないのです。

今日はこれをうまく使って、ジュンジの質問をできるだけ具体的にしていくことをミッションにしました。

自信を育む個別サポート

どんな流れでサポートしたのかを、簡単に会話形式で書きますね。

彼「これわかりません」

僕「これってどれ?」

彼「この問題のここです」

僕「この問題のここの何がわからないの?」

彼「・・・。」

僕「ジュンジは今なにが知りたいの?」

彼「これが二酸化炭素かどうかが知りたいです」

僕「これってどんな物質のこと?」

彼「熱したあとの物質です」

僕「何を熱したの?」

彼「炭酸水素ナトリウムです」

僕「ってことは、ジュンジが知りたいことは?」

彼「炭酸水素ナトリウムを熱したあとの物質が二酸化炭素かどうかです」

僕「なるほど!よし!調べてみよう!」

ChatGPTの画面

僕「二酸化炭素であってるみたい!」

彼「(小声で嬉しそうに)よし!

僕「でもほかにあと2つの物質も発生するみたいよ」

彼「え…」

僕「教科書から調べてみて!」

彼「はい!」

こんな感じです。

このやり取りをくり返していきました。

本当にわずかなやり取りですが、この一連の流れでジュンジに小さな自信が育った瞬間があります。

そうです。

彼「(小声で嬉しそうに)よし!」

この部分です。

もちろん、最初のジュンジの質問の「これわかりません」を、僕が丁寧に解釈してあげて

「この炭酸水素ナトリウムを熱した時に発生する物質が二酸化炭素かどうか知りたいってこと?」と聞き返すこともできます。

大人が子どものためについついよくやってしまうパターンです。

しかし、あえて「どれ?」「何を?」「それで?」と聞き返していくことで、

ジュンジはより自分で考えていきます。

今、向き合っている問題の

  • 何がわかっていて

  • 何がわかっっていなくて

  • 何を知りたいのか

というジュンジの思考の整理をサポートしてあげるのです。

そうすることでジュンジは頭で思考をグルグルとめぐらせながら、自分が解決したい問題を研ぎ澄ませていきます。

そして、その答えが出た瞬間の「よし!」という達成感

これが僕がよく言っている「学ぶ楽しさ」「わかる喜び」です。

本当に本当に小さなことですが、この小さな小さな瞬間を積み重ねることこそが、自信に繋がります。

サポショウでは、日々、子ども達のこの「よし!」という一瞬に出会えるよう全力サポートしています。

今日のふり返り

今日のサポートにはもう一つの大事なポイントがあります。

それは、僕が答えずにAIに質問してみるということです。

僕が正解・不正解を答えることもできますが、それをしてしまうとジュンジは「けんしょう先生がもってる答えを当てにいく」という思考になります。

そうすると、僕が正解と言ったものが正解。間違いと言ったものが間違いと捉えてしまいます。

それの何が良くないかというと「けんしょう先生がいないと答えがわからない」となってしまうことです。

さらに、けんしょう先生のもっている答えを当てにいくという思考は、本来のジュンジが解決したい課題とは全く違う目的になります。

それはジュンジの将来の社会的自立のサポートとはいえません。

だからあくまでも一緒になって調べることで、問題解決の方法も学べるようにしています。

ちなみに、ここで正直に書きますが、僕にもわからない問題は山のようにあります。

特に中学生の内容は難しいものも多いです。

例えば、いきなり「炭酸水素ナトリウムを熱した時に発生する物質を3つ答えよ」と言われても無理です(笑)

でも、塾の先生という立場だからって、そこを知ったかぶりする必要は全くないと思っています。

わからない問題は一緒に調べればいいだけのことです。

なんならリアルにそのわからないから調べる姿を受講生に見せたほうが、受講生の自信に繋がる本質的な力が育まれると思っています。

「先生もわからないことあるんだ。先生も調べるんだ。」

子ども達にこれを感じてもらうことは大事なことだと僕は考えます。

「そんなの無責任だー!」と、進学塾のプロフェッショナルな専門講師の方には怒れそうですが、これがサポショウのやり方なのでお許しを!(笑)

次回のミッション

質問力はたった数回の授業で身につくことではありません。

何度も何度もくり返していく必要があります。

次回からもGoogleやAIをうまく活用しながら、ジュンジの思考の整理をヘルプし、質問力を高めていけるようにサポートしていきます。

親御さんへ

スマホやタブレット、パソコンを活用しながら学習することは悪いことではありません。

むしろお子さんが課題解決するための有効な手段として、うまく活用できるようにすることは推奨されるべきことです。

サポショウでは漢字がわからなかったり、言葉の意味がわからなかったらすぐにスマホやタブレットで調べさせます。国語辞典は使いません。

これはカンニングでもなんでもなくて、知りたいことを調べるというただただ当然のことです。

  • Googleなどで漢字や言葉の意味を調べても、似たようなものがたくさん出てきて、自分が調べたいものはどれなのかわからないことはよくあります。

  • AIに質問しても、質問力がないと求めている答えは出てきません。

そこを解決していける力を育む必要があります。

GoogleやAIなどをうまく活用しながら、親子で一緒に問題の解決に向けて取り組むことで、お子さんの課題解決能力の基礎を育むことができます。

お子さんが人生を力強く切り拓いていけるように、勇気と自信を育んでいきましょう!

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