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漢字。

学校の勉強の中でも、得意と苦手が大きく分かれるのが漢字です。

学校から配られる漢字ドリルや漢字スキルで3〜4回練習すれば

それでもう「習った漢字」として扱われます。

あとは宿題のド定番の漢字(笑)

山 山 山 山

川 川 川 川

空 空 空 空

そうやって、ただひらすらにノートを埋める作業。

漢字を覚えて読めて書けるという点では、

ほとんど(まったく)意味のない宿題のやり方です。

心当たりはありませんか?

浦添市内の学校に通う6年生のマイ(仮名)も

典型的な

漢字ニガテ少女でした。

今回の記事は、漢字が苦手だったマイが漢字テストで100点をとって、驚くほど漢字が得意になったお話をお届けします。

最初で正直に書きますが、個人情報保護のため、内容は少し、イヤ、だいぶ変更しております。たぶん本人や親御さんが読んでギリギリ気づくかどうかのレベルです(笑)
しかし、サポショウの教育方針やサポート方法などはありのままにリアルに書いています。ぜひその部分を日頃の子育てや教育のお悩みに少しでも役立ててもらえると嬉しいです。

ただただ先生の言う通りにする日々

マイはどこにでもいる普通の6年生でした。

勉強はスキでもキライでもない。

友だち関係は特に問題なく、学校生活は楽しいか楽しくないがでいうと、普通(笑)

ときどき見せる担任の先生の理不尽な言動には心のなかでイラッとしながらも、休み時間に友だちと少しグチる程度で、ちゃんと言うことを聞いてちゃんと先生の言う通りにする子でした。

そんなマイは、漢字が大のニガテでした。大キライでした。

「担任の先生の理不尽な言動」とは、何か大きな問題があるようなヤバい系ではなく、例えば「私には叱って、あの子には叱らない!ヒイキだ!」とか「この遊び、前はOKだったのでになんで今日はダメなんだよ!」系のことです(笑)担任の先生の配慮や意図や目的を完全無視で、「先生なんでやねん!おかしいやろ!ふざけんな!」という高学年あるあるパターンです。
たしかにそういうことがあまりにも多すぎて子ども達の信頼を裏切ることは良くないですが、クラスに30人〜35人いるなかで、ちょっとぐらいブレた発言しちゃっても許してくれよ〜ごめんよ〜・・・という気持ちは、元教員として痛いほどわかります(笑)
でもその話を僕にグチとして話してくれてスッキリしているのを見ると、親でも担任でもないナナメの存在って改めて大切だなと感じました。

サポショウとの出会い

マイがサポショウと出会ったきっけは、

マイのお母さんからのInstagramのDMでした。

「けんしょう先生、以前からインスタ投稿を見ておりました。小学校の先生だっということで、マイにもこんな先生に教えてもらえたらなと思っていました。個別サポートをされているということで、うちの娘も無料体験を受けることはできますか?」

マイのお母さんからのダイレクトメール

普段はご紹介からの入塾が多いサポショウですが、SNSで僕の教育観を見てくださってのお問い合わせに・・・

めっちゃ嬉しかったです😭✨

さっそくマイのお母さんと無料説明会&相談会を実施しました。

マイのお母さんはオンラインでの面談をご希望でしたのでZoomで実施しました。

マイのお母さんのお話によると、マイはこんな子ということでした。

学校には行っているが、楽しくも楽しくなくもない感じ

勉強もスキでもキライでもない感じ。

成績は3段階評価のオール2

漢字は大のニガテで大キライ

そしてマイのお母さんの思いとしては

学校教育に適応させるようなサポートではなく、マイのこれからの人生を自信をもって力強く生きていくための力を育んでほしい。

とのことでした。

さすがインスタを見てくださっていたマイのお母さん。
僕の教育方針ドンピシャでした(笑)

マイ、本当は素直で頑張りや

マイの無料体験がスタートしました。

マイのサポートをしながらの印象は

とっても素直で、頑張りやな子だな

です。

でも、学校の勉強は少し遅れ気味で

自分の考えや意見を発言することも苦手なマイでした。

率直な感想として、

「学校生活でマイのこの良さが発揮されていないのであれば、とってももったいないな」

と思いました。

実は学校には、マイのような子がたくさんいます。
本当は素直で、頑張りや。
だけど、なかなか自分を出すことができない。
そんな中、積極的で成績優秀な子ばかりが先生から褒められ
逆に授業についていけない子ばかりに先生のサポートが入る。
マイのような子どもたちは、学校のシステム的に、どうしても先生からのサポートが後回しになってしまう傾向があるのです。
本当はマイだって「もっと教えてほしい」し「もっと頑張りたい」のに。

漢字、大キライ

何度も書いているように、

マイは漢字が大のニガテで、大キライということでした。

漢字テストはいつも50点〜60点とのこと。

テストのたびに再テストを受けていたそうです。

これ、めっちゃ自信なくしますよね。

そしてそんなある日、

偶然?にもマイの担任の先生から

魔の漢字50問テストが宣告されたのでした(笑)

マイはダルそうにそれを僕に報告してくれました(笑)

でもサポショウは、ただの優しく甘やかせるだけの塾ではありません(笑)

僕「マイ、次の漢字テスト、ちょっと気合い入れてやってみない?」

マイ「え…」

僕「ちなみに、テスト範囲は?」

マイ「ここからここまでの50個、ぜんぶ出るって」

(あ、これ、いける!)
僕は心の中で確信しました。
マイの勇気と自信を育む個別サポートプランが僕の脳内で一瞬で生成されました(笑)

僕「よし、マイ、次の漢字テスト100点とろう!」

マイ「え…」

僕「大丈夫、100点いける!だからやろうぜ!」

マイ「う、うん…」

マイの漢字テスト100点への挑戦がスタートしました(笑)

なぜ僕が、漢字ニガテなマイに100点めざすことを提案したのか。
そこにはちゃんと根拠がありました。
その根拠とは、テスト範囲が明確だったからです。
仮にテスト範囲が「これまで習った漢字のどれかが出るよ!」だと、さすがに量が膨大すぎて100点を取らせることは難しいです。
しかし、今回は「ここからここまでの50個、全部出る」と出題範囲が明確だったので、あとは覚えればいいだけです。
ちゃんとやれば100点とれる内容だったのです。

マイに自信を育む個別サポート

あとはただただ反復練習です。

ただそれだけです。

塾ではもちろん、

家でも毎日テスト形式で問題を解いてもらいました。

そしてそれを写真に撮って、ほぼ毎日僕に送ってもらいました。

それを僕があえて厳しく採点して送り返す。

それを3週間ぐらい続けました。

ここにはポイントが2つあります。
1つ目は「テスト形式で問題を解く」ということです。
ただひたすらノートに反復して書くだけでは、ほとんど身につかないうえに、そもそも勉強してておもしろくないです(笑)
テスト形式で練習できるように、テスト範囲の50個の漢字の「よみがな」をすべて書き出し、あとはそれをコピーしまくって、毎日毎日それを解いていくだけです。
マイのお母さんには大量のコピーをお願いしました(笑)

2つ目のポイントは、「厳しく採点する」というところです。
漢字テストの採点は、担任の先生によっても個人差があります。
めっちゃ厳しく採点する先生もいれば、めっちゃテキトーな先生もいます(笑)
マイの先生がどちらのタイプかわからなかったので、どんな先生でも確実に丸がもらえるように、あえて厳しくチェックしました。

マイは僕の厳しい採点にも必死にくらいつきました。

なぜ必死にくらいついたと思いますか?
そうです。マイの頑張りやな性格です。
「このぐらいの量ならマイがくじけずに頑張れるはず」という絶妙な学習量を提案しました。
これも個別サポートだからできることです。

ミスもどんどん減ってきて、限りなく100点に近づいていきました。

それでも最後の最後まで、僕は厳しい採点を続けました。

マイは問題を解き続けました。

マイのお母さんは練習問題をコピーし続けました(笑)

98点だったらどうしよう

そしてテストが終わりました。

サポショウに来室したマイに僕はこう聞きました。

僕「お疲れ!本当によく頑張ったね!テストどうだった?」

マイ「一応ぜんぶ書けたけど…98点だったらどうしよう…」

僕「・・・。」(感動…泣きそう…)

読者の皆さま、このマイのセリフに何を感じますか?
「98点だったらどうしよう」
こんなセリフ、本気で100点めざした子しか言いません。
今までは漢字ニガテ意識のまま、ただなんとなくテスト勉強して、ただなんとなくテストを受けて、60点だと「はぁ、また再テストだ…」となり、たまたま70点とか80点をとると「やった!再テストなし!」と謎の喜び(笑)
そんなマイが、今回は100点を期待すると同時に、98点だった時の悔しさを想像し、テストの返却を心待ちにしているのでした。
マイの自信は育まれました。
ここまできたらもう点数なんて関係ありません。
100点で大喜びしても、98点で悔し泣きしても、この経験はマイの心に大きな大きな価値として残るのです。

100点でした。

家族で大喜びしたそうです。

家族みんなでやり遂げた、大きな大きな成果です。

僕も嬉しすぎて家でちょっと高いビール飲みました(笑)

マイ、サポショウを卒業

現在、マイはサポショウを退塾しております。

退塾って響き、なんかめっちゃイヤなんで、

サポショウでは「卒業」と呼んでいます。

なぜ卒業したのか。

それは次のステージへ翔たくためです。

サポショウは受講生一人ひとりが

「今、向き合うべき課題」をサポートする場所です。

当然ですが、

サポショウの受講生はその時々の課題を乗り越え

どんどん成長していきます。

つまり、

サポショウのサポートがもう必要なくなることだってあるのです。

卒業生のなかには

・不登校だったけど、サポショウで自信をつけて今では毎日学校に通っている子

・サポショウで勉強の楽しさに気づき、自分のやりたいことが見つかった子

・サポショウで課題を乗り越える達成感を知り、新たに自分で目標を設定して頑張っている子 など

ほとんどの受講生が次のステージへ進んでいます。

これが僕の何よりの喜びです。

かっこよく書きましたが、受講生が卒業するのは普通に寂しいです(笑)
でも僕のやりたい教育は、受講生に勇気と自信を育み「社会的自立をサポートする」ことです。
つまり、サポショウから次のステージへ翔びたってほしいのです。
課題に向き合い続ける限り、僕は全力でサポートし続けます。
そして受講生の様子を見ながら、時には僕から「卒業」を促すこともあります。
別れはもちろん寂しいですが、次のステージにチャレンジしていることや、サポショウが必要ないぐらいに充実した日々を過ごしていることが、何よりも嬉しいのです。

先日、マイのお母さんから数ヶ月ぶりに公式LINEで連絡がきました。

「けんしょう先生、ご無沙汰しております!
最近のマイは、漢字のテストでほとんど90点以上です!
もう漢字ニガテなあの時がなつかしいほどです。
今でもテスト前には、私に大量のコピーをお願いしてきます(笑)
あのときサポショウに通わせて本当に良かったです!
今も、次のテスト勉強に向けて一生懸命頑張っています!」

マイのお母さんからのLINE。(内容は一部変更しております)

これがサポショウ卒業生の姿です。

勇気と自信を手に入れた子は、周りが驚くような変化を見せます。

このお母さんからのLINEに対して、ひとこと言わせてください。

嬉しくて泣けてまうやろーーーーーーーー!!!!

最強のサポーター

いかがでしたか?

これが個別サポート。

僕が最強のサポーターです。

なんて調子ノッたこと言うつもりは1ミリもありません(笑)

マイの1番のサポーターは、もちろん

マイのお母さんです。

マイがサポショウに通っていた約6ヶ月、

ずっとマイを応援し続けてくれました。

実は先ほどの嬉しいLINEには続きがあります。


「嬉しいご報告ありがとうございました!もし良ければ、僕がまた採点しますので、どんどん送ってください!マイさんの頑張りが嬉しいので、もちろん無料です!遠慮なくどうぞ!」

マイのお母さん
「ありがとうございます!でも、私が採点します!マイが頑張っているので、私もがんばります!採点の仕方はけんしょう先生のマネをしてめっちゃ厳しく!ですよね(笑)」

感動しました。

親子で前を向いて突き進んでいる姿、本当に感動しました。

教員を辞めてまでサポショウを始めて、本当に良かったと心の底から思いました。

努力した先の新しい景色

漢字テストサポートの本当のねらい

今回「マイにテスト100点をとらせるサポート」をご紹介しましたが、

正直、漢字テストで丸暗記させて100点をとることに、たいした意味はないと思っています(笑)

今の時代、漢字を読むことはあっても、書くことはほとんどなくなりました。

書けなければスマホでググれば一発です。

なので、これを読んでいただいてる方に強くお伝えしたいことは

漢字テストサポートをした本当のねらいです。

それは、

マイに努力した先の新しい景色を見せてあげることでした。

その手段として、

たまたま漢字テストを活用しただけです。

マイは漢字がニガテでもキライでもありませんでした。

ただただ勉強方法がわからず、

テストのたびに再テストを受けて

どんどん自信をなくしていたのでした。

頑張りやのマイです。

もちろんこれまでも漢字の勉強を頑張ってきたこともあるでしょう。

でも、そのやり方や方向性、そして基準値が定まっておらず、

「やった気になっていただけ」だったのです。

なので今回は、その方向性を定めてあげて

努力の基準値を引き上げてあげました。

ただそれだけで

マイは初めての漢字テスト100点をゲットし、

その後も90点を連発しているのでした。

「98点だったらどうしよう…」

この気持ちを一度でも味わえたマイ。

努力に努力を重ねた人にしか見えない、

次のステージの新しい景色を見たのです。

この経験はいつか

マイが心の底から本当にやりたいことを見つけたときに

必ず勇気や自信となって

マイの心に火を灯すでしょう。

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