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体癖 上下型2種

2種体癖

2種はGPU的な、イメージング演算が主です。
ヴィジュアルによって思考するタイプの頭の使い方。

比喩表現がうまい人は、このエンジンをよく使っている人です。漫画家やアニメーターやゲームデザイナーや観想修行者も、この能力に特化しているといえる。

時間の矢印は未来を向くことが多い。
頭が疲れると、顎先が下がってきます。

また、2種の特質はお役所仕事によく出る。
厳密なルールに則って、定時までにキッチリと書類を作ったり、あるいは電車を運行ダイヤ通り正確無比に走らせる。そういう受動的かつ定型的なルーティーン仕事に関して、2種エンジンはとてつもない安定性を発揮します。

仕事でいったら公務員や税理士ですね。
社会のエクセル・マクロ機能みたいな才能がある。
創造性がないのも、実はそういったがんじがらめの秩序の中で創造性があると、逆に生きづらくなってしまうからなのです。2種的な組織の中で創造性を押し殺しているタイプの人は、漫画や小説家になれる可能性を秘めている(かつて漫画家の諸星大二郎は都庁に勤めていました)。

一方で2種体癖の人は、不安やうわさ話にめっぽう弱い。
頭の使い過ぎが本人の思考パターンを呪縛して、自尊心がデフレスパイラルしてしまうときがある。

実はこれは頭の使い過ぎによって、首の側面から胸鎖乳突筋→大胸筋→胃へと緊張が連鎖反応している状態です。頭のストレスから胃痛を起こしたり不眠になったりする。胸鎖乳突筋の付け根は鎖骨窩といって、ここも神経ストレスに弱い部分です。

その見分け方は、首の側面の硬さを調べたり、大胸筋の付け根である脇の下の部分、”前の水かき”を調べます。ここら辺が硬くて、かつ首が垂れ下がっていたら、高確率で2種。急所を中心に愉気したり、蒸しタオルで温めてください。

冬場に神経質やうつになりやすい人というのは、ようは冷えで上述したポイントが極端に硬くなるので人格が変わるのですね。
作家の乙一も人格や作風の振幅が激しいと言われますが、それにはダークな2種的な方向性が潜んでいるからです(文才のある人に2種は多い)。

弱点


対策の仕方は左の後頭骨を気にすること。ここは下がってくると、性格が暗くなったり悪夢を見やすくなる場所です。ダウナータイプの人はしょっちゅうあげておく。

あとは1種と同様に、頭部第2調律点をいつも気にしておきましょう。
目と耳の交点を頭上に辿っていった場所(ツボの通天)は、頭の使いすぎで硬くなる場所です。自律神経の急所にして感情の急所でもある。

2種は「落ちる夢」をよく見るといいます。
不安や煩悶は実際に腹直筋を硬くするのですが、そのうっ散として落ちる夢を見るのですね。お腹の中がサーっと冷たくなるような夢をよく見る人は、2種の可能性が高い。

代表人物は小説家の夏目漱石や芥川龍之介、中島敦、映画監督の庵野秀明。寝太郎先生も。

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