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あの経験があったから、今がある!!

”野球人生が終わった”と心が折れた時がある。

小学校3年から野球を始めた。当時は足がすごく速かったことで注目され、レギュラーの道を歩んでいた。地区では最優秀選手になるほどの選手だった。中学にあがってもレギュラーで、あの頃は純粋に野球を楽しんでいた。

しかし、夢だった甲子園に向けて、高校に進学した時に大きな事件が起きた。

進学した高校はそれなりの強豪校だった。練習はとても厳しく夏場は毎朝7キロ走らされた。それに加えて、先輩もかなり厳しかった。後輩は先輩の練習を円滑に進められるようにサポートしなければいけない。そこで、よく先輩に向けてバッティングピッチャーとしてボールを投げていた。しかし、先輩が気に入らないコースを投げると嫌な顔をされ、ストレスを感じていた。それが繰り返されるうちに、投げるときに変な緊張感が生まれるようになった。そして、精神的にやられてしまい、ボールがうまく投げられないイップスという状態に陥ってしまった。

すぐに治ると思ってはいたが、一生懸命に練習をすればするほど、ボールが投げられなくなりレギュラーの道から遠ざかっていった。

結局、3年間レギュラーになることなく、これまでのスターだった自分の野球人生に終わりを告げた・・・。

ただ自分がそれを経験した時に得たものもあった。投げられなくなった時に、チームのメンバーが練習終わりや早朝に投げ方の矯正に付き合ってくれたり、「絶対に治るから」と言い続けてくれたり支えてくれた。また、両親も学校の応援グッズの帽子やタオルを買って、いつか出られるよと勇気づけてくれた。

イップスになった時は、野球を辞めようとしたしどん底だった。しかし、自分が辛い状況に陥ったからこそ、周りの人が自分にかけてくれる言葉や態度にすごく胸が熱くなり、支えられていたことを実感でき、何とか最後まで続けようと思えた。もし、途中で逃げ出していたら周りの人たちの温かさに気づくことはできなかったと思う。

高校野球 引退試合

そして、この経験を通して、自分も誰かが辛い時に見捨てずに寄り添える人になりたいと思った。これを、実感できたことがむしろイップスになったことで、得たものだと思っている。

最後に、、、
noteというのは、自由に表現できる媒体だ。そこには、言葉で人を勇気付けるすごい大きな力があると思っている。自分はそういう言葉の力を使って、人に寄り添い、今日辛いなと思っている人に大丈夫だよと勇気づけ、応援してあげられる文章を届けたい。

人生どん底だと思った時こそ、自分の周りを見渡してほしい!きっと良いことがあるから!!

#あの選択をしたから


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