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ブランド、を考える

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ブランディング用の大事だなと思ったメモ的なマガジンです。
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#デザイン

ビジョンがない経営者ってのはバレる

ロベルト・ベルガンティ教授の『突破するデザイン』を読んだ。 一言でいえばイノベーションにおける「量 < 質」の重要性を説いた一冊で、 量より質、 アイディエーションより批判、 ユーザーインタビューより自分のビジョン。 わかる。 数年前に一部の人間だけが布教に勤しんで嫌な顔をされていた「デザイン思考」がいまやそこかしこで叫ばれるようになった。 仕事柄顧客の声こそが神であると脳内に植え付けられた僕たち(UXデザインとかを生業にする者たち)からしたら、ユーザーインタビュー

ブランドビジョンの整理の仕方

最近ブランディングってどうするんですか。立ち上げ時に何をしたら良いですか。という質問を受けることが何回かありました。自分はこうやっているなぁということをいくつかまとめてみました。あくまで私のこれまでの経験の中に基づいており、主にアプリなどのデジタルプロダクトを立ち上げる時に行っていることを書きました。 そもそもブランドとは ブランドとは何か?という質問を受けた時に私はよく「ブランドとは人のようなものです」と返しています。友達のような存在なのか、あるいは家族のような存在なのか

ブランディングの正体〜Minimalから学ぶ「こだわり」と「顧客体験」

あなたは今までに心を捉えて離さないようなブランド体験をしたことがありますか? 一瞬でその商品やサービスのファンになり、暇さえあればネットで情報を集め、頼まれてもいないのに周りに宣伝してしまう。否定的な意見を見つければ「いや、そうじゃない」と憤慨し、そのブランドに代わって反論する。 一般的にこのような人たちをロイヤルカスタマーと呼びます。昨今ブランディングの世界では顧客をファン化させ、如何にこのロイヤルカスタマーに育てるか、つまりCX(カスタマーエクスペリエンス=顧客体験)

広告バナーをデザイン論で語らずに「ビジネス思考」を学んでみよう!

以前Twitterで投稿した内容を少し深掘りし、バナーがどれほどの経済効果を生んでいるのかを解説したいと思う。 ご注意 : 登場する数値は「実数値ではなく編集した目安」の数値です。弊社顧客の数値とは関係ありません。 はじめにTwitterではクリック率とCV数(購入数)を書きましたが、そこから掘り下げて広告に対しての費用対効果まで考えてみます。 ・数は獲れるが赤字になる ・効率は良いが数が足りない この2点は「目標数値からの逆算」をしながらバランスをとるしかありません。