受け取り上手と感じる力不足のあいだで
スピリチュアルとリアルのあいだ 6
スピなお人……
これまでの記事で何度か書いた言葉だけれど、一応今更ながら説明しておくと、ここでいう「スピなお人達」というのは、【私が会ったスピリチュアルな世界について興味を持って学んでいる特定の人達】を指す。
スピリチュアルが好きな人、その道の人、言うまでもなくいろんな人がいる中、その「総称」ではないということをここで一言述べておこうと思う。
そのスピなお人達と関わるようになって、一番最初に感じたことは、
やたらと感謝する
もとい。
些細と思えることにも心から喜び味わっているということだった。
普通に歩いてたら見落としがちなこと、「たまたまでしょ」と通り過ぎてしまいそうなことを、自然とキャッチして感動している。そう、あくまでも自然と。
ありがとうと言っているとありがたいことが
喜んでいるとさらに喜ばしいことが起きる
そんなことを知るのは、もう少し後のことだけれど、まさに私の周りのスピなお人達はそれを地で行っていた。
当時の私を含め、『感じる』ことに鈍感になっている人が、現代にはきっと多い。
「こんなことも喜べてしまうんだ……」と思うことも多かった私が、どうやってその感じる力を取り戻しつつあるかというと、『感じる力を取り戻したいと思い、取り戻そうと決めた』これにつきる。
スピなお人達と一緒に過ごすことも、これを加速させた。
一緒にいて、「ね、素晴らしいね~♡」なんて言われようものなら、「あ、そうです?……ね」と言いながらそういう目線でモノを見てみる。
もちろん、わからないことは「わからない」でいい。そういう捉え方もできるんだということを知っておきさえすればいい。
そしてこれは、何もスピなお人に限ったことではなくて。
素敵だなと思う人、一緒にいて心地よいと思える人、そういう人のモノの見方や感じ方を観察してみるといいと思う。
それが、「私はそうは思えない」でも、いい。ひとまず受け取って、いいなと思ったら真似してみる。
かくいう私は、スピなお人でも何でもないダンナさんからも影響を受けている。
「月がきれいだよ」と、仕事から帰ってきて早々わたしを家の外に呼びだすような人だ。
私は自然と、ひとりで夜歩く時も空を見上げて、「きれいだな」と味わうようになった。
全ては人との関わりの中から。
中でも、損得関係なく「この人素敵だな」と思える人から受け取るものは、自分を本当に行きたい方向へ導いてくれる。
けれどその「この人素敵だな」っていう感覚が、本当の自分の声か? 何かの情報にまとわれての損得がらみなのか? これによって行きたい方向から遠ざかることもある。
それが分からないという時。その答はその後の『現実』が教えてくれる。
その現実にあって思うこと。それが自分の声に気づく一歩になる。
だから安心して、そのときの自分の感覚を信じるところから始めてみればよいと思うのです。
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