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FLOW 炎の12ヶ月 THE FINAL

FLOW SPECIAL ONLINE LIVE 全アルバム網羅 炎の12ヶ月 THE FINAL「BEST SELECTION LIVE」

毎月26日に開催されるFLOWの全オリジナルアルバムを演奏する配信ライブ!
8月26日に行われた最終公演は、各アルバムに加えてミニアルバムやカップリングからも投票を募りセットリストが決定する「BEST SELECTION LIVE」!

会場は、彩の国 さいたま芸術劇場 小ホール。
MCでも話題に上がりましたが、会場がある与野本町駅周辺はなんとKOHSHIとTAKEの地元!
高校時代、KEIGOがKOHSHIの家に泊まりに行くとき芸術劇場のそばを通っていたという…メンバー所縁の地でもありました。
そして今回は配信に併せてファンクラブ会員限定で有観客にて開催!
12ヶ月の中でいつか有観客も…と、メンバーもたびたび言葉にしていましたが、最終回でようやく実現しました。
客席の配置も、配信向けでメンバーの背後になる予定が、8/9のFLOW THE CARNIVALを経てみんなの顔を見たいいう気持ちが強くなったということで、いつものライブスタイルとなりました。
身体を揺らしながら拳を挙げて楽しんでいるお客さんの背中を見て、こちらも嬉しくなりました。

投票で決まったセットリストは、今こそ聞きたいライブ定番曲&ライブでもやる機会が少なかったレア曲で構成されていて、一年間いっしょにライブを作ってきたファンにとっても嬉しい驚きの連続でした。

個人的には特に、2006年にリリースされたシングル、アルバムに収録された「Your song」、「Melody」と炎の12ヶ月ラストの曲となった「ANTHEM」が印象に残っています。


「超久しぶりの曲です」というMCから始まったのは、なかなか披露する機会がなかった「Your Song」。
優しく語りかけるようなKEIGOの主旋律と、KOHSHIの心地よいハモリとHIP HOP色の強いラップが楽しめるミディアム・ナンバーです。

“ I sing your song
  同じ喜びで どんな道も 歩けるように
  Thank you my friends
  僕らこれからも手を取り合い共に歌おう ”

活動が止まってしまって挫折を感じた当時と、思うように会うこともライブすることもできなくなってしまった今。
状況は違えど、繋がりを作ってこれたみんなに伝えたい思いは変わらないと歌っているようでした。


そして、バンド初のベストアルバムに収録されたバラード「Melody」。

曲前のMCで、十何年も前に書いた曲の歌詞や世界観が、なんで今こんなにピッタリ自分たちの気持ちにハマるのか…とこの12ヶ月を経て感じた思いを言葉にするKEIGO。
「コロナ禍で変わってしまったことはあるけど、自分の人生において根本的にあるものは変わってないのかな」と、大切にしてきたものは変わらないことを話してくれました。

“ 君が奏でた音色が 重なるこの声が
  響き合えたなら 空も飛べるはず
  確かなものなんて 一つもないけど
  この思いは途切らせぬように “

「音楽を止めたくなかったし、ライブがなくなるのが一番嫌だった」とKEIGOが話したように、FLOWは今できることを考え抜いて「俺達は一人じゃないから、絶対大丈夫」とファンへのメッセージを送り、前に進み続けてきました。

この「Melody」でも改めて普遍的なメッセージを歌い続けていることを実感させられました。
そんな根本的に変わらない思いがあるからこそ、演奏しているメンバー自身にも、FLOWの音楽を受け取る視聴者にも、どんな時代でも変わらず心に響く音楽を届けられているのだと思います。

会えない時間は長く、今はともに声を重ねることはできないけれど、みんなで作ってきた音楽、ライブを積み重ねた今があるから、気持ちは揺るがない。
ファンを思いやる優しさと決意が、15年後の今、さらに力強く響いてきました。


そして、炎の12ヶ月ラストを飾る「ANTHEM」!

ここまでたどり着いた達成感と喜び、そして会場や配信でライブへ参加してくれたファン、支えてくれたスタッフへの感謝が、メンバーの表情から伝わってきました。

“この街の雑踏の中 日々葛藤
  辛い現実 噛み締めては七転八倒
  かけがえのない 友と共に
  立ち向かう意味は今ここに”

今までライブのクライマックスを熱く盛り上げてきた仲間の歌「ANTHEM」。
12ヶ月積み重ねてきたライブのラストナンバーとなったこの日は、持てる全てを、万感の思いを曲に注ぎ込んでいるような力強い演奏でした。

思いの力が凝縮されたパフォーマンスは、楽曲の持つエモーショナルな魅力をさらに引き出して、この日だけの特別で忘れられない「ANTHEM」になったように思います。

「今ここにあるのは間違いなく俺達の歌、俺達のライブ!絶対なくさないから、なくなるわけねぇんだから!これからも歌い続けようぜ!」
曲の終盤、力強いKEIGOのメッセージに呼応するように、思いの全てを込めて激しくかき鳴らされるTAKEのギターで最高に熱いクライマックスを迎え、炎の12ヶ月は幕を閉じました。


全アルバムを振り返る1年間を走り切ったFLOWの勢いは止まらず、この日最後にサプライズで演奏された「モメント」、先行配信が開始したコードギアスとの四度目のタッグ「DICE」など新曲も次々と披露され、何やら他にも新曲制作が進んでいる様子…!

そして、現在『FLOW怒涛の12解禁』と題して嬉しいお知らせが続々届けられています。

次はどんな企画で楽しませてくれるのか、どんなライブを見せてくれるのか、期待して待ちたいと思います!

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