あすみ小学校ビレッジ ⒎オッサン先生の寺子屋 連載恋愛小説
「あすみ小学校ビレッジ」は地元の観光バス会社とNPO法人が共同で運営している。
NPO代表理事は森下オサム、千種の父親だ。
あすみでは、彼を知らない者はいない。
PTA会長、夏祭り実行委員長、防災市民会長etc.「セット販売されているんじゃないか」と疑うくらいに、式典にはお決まりの人物である。
「なんらかの長になりたがる目立ちたがり」だとやゆされるが、単に地元愛が深いのだろうと、泉は分析する。
「自分の名前が印字されてると、意気が揚がるんだよなあ。よっしゃ、やっっちゃうよ?