【ショナ語講座③】時制編(現在形・過去形・未来形・現在進行形)
みなさんどうもこんんちは。
さて、ショナ語講座も第3回目、今日は時制について勉強していきます。
アジアの言葉って現在形しかなかったり日本語も未来形とか完了形とかがなかったりわりと時間に関してはアバウトなイメージがあり、その一方英語など印欧語系の言葉はその辺厳密だったりするのかなと思います、一般的には。
一説によると寒い地域で育まれてきた言語は時間に正確じゃないと生死に関わるので、より厳密な文法体系になっていったみたいなことを聞いたことがあります。
そんなことは置いておいて、ショナ語にも僕が習った限りでは4種類(厳密には5種類)の時制があり、人称と時制に応じて動詞に接頭辞をつけなければいけません。
というわけで、さっそくひとつずつみていきましょう。
人称代名詞
ショナ語には下記の人称代名詞・接頭辞があります。
このそれぞれの人称に対応して、付けるべき接頭辞が異なってきます。
動詞
動詞は基本的に、ku + 語幹 の形を取ります。
例えば、
kurara (寝る)
kugara (住む)
kuenda (行く)
みたいな形になります。
ショナ語で人称や時制の変化を表す時は、基本的にkuを取って、動詞の語幹にそれぞれ対応する接頭辞を付ける形になります。
現在形
さて、まずは現在形の作りかたです。こちら。
現在形の作り方:(人称接頭辞) + no + (動詞の語幹)
例えば、
ndi + no + rara = ndinorara (私は寝る)
u + no + gara = unogara (あなたは住む)
ti + no + enda = tinoenda (私たちは行く)
のような感じになります。
一覧表。
過去形(近過去)
続きまして、過去形の作りかたです。
ショナ語には、近過去と遠過去というものがあり、大雑把にいうと近過去は今朝起こったことくらい、遠過去は昨日起こったことくらいのイメージで使い分けします。
では、作り方はこちらです。
近過去形の作り方:(人称接頭辞) + a + (動詞の語幹)
例えば、
ndi + a + muka = ndamuka (私は起きた)
u + a + geza = ageza (あなたは入浴した)
ti + a + oya = taoya (私たちは来た)
のような感じになります。
接頭辞の最後の母音が抜け落ちてaのみになるところに注意。
一覧表。
過去形(遠過去)
続きまして、遠過去形の作りかたです。こちらです。
遠過去形の作り方:(人称接頭辞) + aka + (動詞の語幹)
例えば、
ndi + aka + fonera = ndakafonera (私は電話した)
mu + aka + imba = makaimba (あなたは歌った)
a + aka + bika = akabika (彼/彼女は料理した)
のような感じになります。
近過去と同じく、接頭辞の最後の母音が抜け落ちてakaのみになるところに注意。
こちら一覧表。
未来形
さて次は、未来形の作りかたです。こちらです。
未来形の作り方:(人称接頭辞) + cha + (動詞の語幹)
例えば、
ndi + cha + enda = ndichaenda (私は行くだろう)
mu + cha + shanya = muchashanya (あなたは訪れるだろう)
va + cha + taura = vachataura (彼らは話すだろう)
のような感じになります。
ニュアンスとしては英語の未来形と同じようなかんじです。
一覧表。
現在進行形
さて最後は、現在進行形の作りかた。こちら。
現在進行形の作り方:(人称接頭辞) + ri + (動詞の原型)
例えば、
ndi + ri + kumhanya = ndiri kumhanya (私は走っている)
mu + ri + kufunga = muri kufunga (あなたは考えている)
ti + ri + kutaura = tiri kutaura (私たちは話している)
のような感じになります。
(接頭辞)+ri と 動詞の原型は分かち書きをしたほうが良いでしょう。
またまた一覧表。
というわけで、今日の授業はここまで!
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