【バブエ日記】サーバーバックアップはタダでどこまでできるか?

どーも。こんにちは。

今日は本業の協力隊活動に絡めたITの話です。

専門的な話が続くので、恐縮です。興味ない方は次は趣味とかの話するのでステイチューンドです。

前置き

さて、ジンバブエでコンピュータエンジニアとして活動を開始してもうすぐ5ヶ月目、自分の配属先以外にも教育機関見学したり人伝の話を聞いたりしていたら、この国の教育機関のシステムのアーキテクチャに関して色んな発見がありました。

あんまり細かいこと書くのはNGですが、みていていろいろここはこうできるよな、とかアイデアがうかんでくるわけです。

中でももう少し考えないとなと思うのが、サーバーのバックアップ運用に関してです。

パソコンと同様、業務用サーバーのバックアップも定期的に取るべきだとITIL的なシステム運用の世界では当然考えられています。

あんまり細かいことは言いませんが、このサーバーバックアップ、いろいろと改善していかないとだなと思っています。

そこで考えるのは、予算が限られている中でいかに効果的なバックアップ運用をするかということです。

大体ご想像の通り、アフリカではできるだけお金をかけないシステムが動いています。ライセンス料金がかからないオープンソースソフトウェアが活用されていたり、旧型のマシンが動いていたりとか、といったかんじで。

ですので、システムの運用に関しても当然、できるだけお金をかけない方法が好まれるし、現にそれしかできない可能性も十分あるわけですね。

で、いわゆる分散系と呼ばれるシステム基盤をお金かけずバックアップするにはどうしたらいいのかなというのを日々考えていて、現状思いついてるアイデアを今日はいろいろダンプしたいと思います。

Windows Serverのバックアップ

一般的に日本国内とかでよく聞く話なのは、CA ARCserveとかライセンス料金払ってバックアップ用のソフトウェアを買って運用する方法ですよね。

この方法はバックアップファイルの世代管理が容易だったり、バックアップルールやスケジュールの指定が柔軟だったりといろいろメリットはあります。

これに比してえらく巷で評判が悪いのはWindows Serverに標準で搭載されているWindows Backupですよね。バージョンにも依るとは思うんですが、確かNFSに保存する場合は世代管理ができない、スケジュール指定が結構大雑把とかが難しいところだったかと。

ただ、お金をかけないとなるとほぼこの方法一択くらいなので、いかにこの機能をできる範囲で使い倒すかが勝負になってくるのでは。

例えば世代管理はバッチスクリプトを組んでローテーションさせるとか、スケジュールはタスクスケジューラから変更するとかしてあげるっきゃないかなと思ってます。

であれば、システムバックアップなりデータバックアップなり、アフリカの比較的単純な現場ではそれなりの運用ができるんじゃないでしょうか。

Linuxのバックアップ

CentOSとかUbuntuのバックアップですが、linuxには比較的バックアップに使えるコマンドユーティリティが豊富なので、rsync、tarやdumpコマンドなどを使って比較的容易にバックアップ運用が組めるんじゃないかと思います。

スケジュール管理はcrontab、世代管理などもシェルスクリプトを組んじゃえば良いですね。

(Linuxとかはどちらかというとむしろセキュリティ管理とかの方がいろいろ煩雑でやることあるんじゃないのかなあとぼんやり思います。)

バックアップの保存先

さて、問題のバックアップデータの保存先ですが、SAN組んだりしてデータ保存するなんてそんなお金のかかることは大抵できません。

また、バブエ筆頭にインターネット料金が高い国では、クラウドストレージに保存するという選択肢も必然的になくなってきます。

(まあわざわざオンプレミスにあるサーバーのデータをクラウドにバックアップする方法を取ることもそもそも少ないかもしれませんが…)

というわけで、比較的やり易いのが複数サーバー間で相互に襷掛けでバックアップを取る方法ですね。

こうすると、いずれかのサーバーがおじゃんになった時も回復することができます。


というわけで、いろいろみてきたわけですが、何か起こった時にシステムを単純に回復するという目的だけに準えば、わりとタダでも出来る余地はあるなと思っています。*すくなくともバブエに限った話ではあります。

こういうこまごまとした話を、もう少し活動進んだらTo-beのアーキテクチャとしてまとめられればよいかなと思っています。


てなわけで今日は雑談でした。そろそそYouTubeも更新しなくては。。。

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