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【愛読書で自己紹介】私の愛読書は、言うまでもなくアレ!

 noteですごく懇意にさせていただいている方々の中の一人、wsd983320987さんが、次のような企画に参加されていて、面白そうなので私も参加させていただくことにしました。

ルール:これまで読んだ中で、特に感動した3冊。それぞれ異なる作家とすること。なお分冊になっている場合は1冊とカウント。

それでは参りましょう。私の「愛読書」ベスト3はこれ!


私の「愛読書」ベスト3

1冊目、コードウェイナー・スミス著・人類補完機構シリーズ


 超プリン体と言えばコードウェイナー・スミス、スミスと言えば超プリン体と、もうおなじみですね知らんけど。

「鼠と竜のゲーム」のしょっぱなに掲載されている、「スキャナーに生きがいはない」を読んで大ファンになりました。短編が多く、作品数も限られているのですが、別の装丁で再出版されたり、時系列順に再構成されて出版されたりしているのを発見するたびに購入。結果、写真のようなコレクションになってしまいました(笑。

一応これでスミスの全話そろっているのですけど、別の装丁のものをすべて集めたいなあ、どうしよっかなあとか思っています。たぶんやらないですが(笑。

 もし1冊にしぼるなら、迷わず「鼠と竜のゲーム」。

 もっとも好きな作品を選ぶと「老いた大地の底で」。でも正直、全作品大好きです。

2冊目、斎藤真一著・「瞽女(ごぜ)物語」

 学生の頃、きれいな表紙を見てたまたま手に取り、衝撃を受けて大好きになった作品。宝物のように、実家に大切に置いてあったはずなのですが、いつの間にか紛失、残念。Amazonで購入すると2,790円もするようです、ぐぬぬう。Kindle版だと330円なので、買うならそちらですね。

 著者の斎藤さんは、画家でもあり、この本は美しい絵がメインの絵本のような構成です。描かれているのは、目が見えないために、旅をしながら弾き語りをしてお金をもらうという、「瞽女(ごぜ)」という方々です。

 終わることのない旅をする瞽女たち。各地で、声を張り上げて歌い上げる。その壮絶な生きざまが、本当に美しい絵とともに、心に迫ってきます。

3冊目、筒井康隆著・「ダンシング・ヴァニティ」

美術評論家のおれが住む家のまわりでは喧嘩がたえまなく繰り返され、老いた母と妻、娘たちを騒ぎから守ろうとおれは繰り返し対応に四苦八苦。そこに死んだはずの父親や息子が繰り返し訪ねてきて……。コピー&ペーストによって執拗に反復され、奇妙に捩れていく記述が奏でるのは錯乱の世界か、文学のダンスか? 巨匠が切り開いた恐るべき技法の頂点にして、前人未到の文学世界!

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 いやあ、これはなんと言えばいいのか。説明がすごく難しい作品です。一言でいうなら、「変な小説」、ですね(笑。

「もう小説なんて、どれも同じだなあ」と、期待せずに購入していい意味で裏切られ、大興奮しながらお正月中読みふけった作品です。読書に飽きてしまった人には、おすすめの作品。ただし、非常に読者を選ぶため、最後まで読み通せるかどうかは、あなた次第。

作品中に出てくる、「キトクロ キトクロ キノクトロ」、というよくわからない歌詞の歌が、だんだん名曲に思えてくる不思議(笑。

 以上、悩んだ末、3つに絞りましたが、他にもウィリアム・ギブスンの「クローム襲撃」とか新田次郎の「アイガー北壁・気象遭難」とか宮崎駿の「シュナの旅」とかハーラン・エリスンの「世界の中心で愛を叫んだけもの」とかトールキンの「指輪物語」なんかも入れたかった所。

 また他の人がどんな本を選んでるのかも、すごく気になりますねえ。山根あきら|妄想哲学者🙄さん、楽しい企画をありがとうございます!


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