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冷やし中華はじめました。

毎日暑い日が続く。
ニュースで聞くところによると120万年ぶりの暑さなのだとか。
なんだその想像もできないような「ぶり」は!
これだけ外が暑いと冷たいものが食べたくなる。
そんな気持ちを胸に、近所の中華料理屋さんに行く。
店に入るまでは確かに是が非でも「冷やし中華」を食べたいと、思っていた。
嘘偽りなく、神に誓って冷やし中華が
食べたかった。
でも、入った中華料理屋の冷房が効き過ぎている。
席について既にメニューは決まっているはずなのにメニューを眺めてみる。
その間にも冷房のききっぷりをそこはかとなく感じることができる。
気持ちはもはや「冷やし中華」から離れ始めているのを感じた。
でもまだ自分の中では決めきれていなかった。
めちゃくちゃ優柔不断というわけでもないが、10人いたら4番目ぐらいには優柔不断なのである。
まずは店員に声をかける。店員から「ご注文をお伺いします。」と聞かれる。
2秒ほど間があったが、次の瞬間「広東麺を1つ。」と注文している自分がいた。
温かい料理か、冷たい料理かでいうと圧倒的に温かい料理が多いわけである。
これには何らかの意味があるわけであって、そういう意味においては広東麺は正解だったのだろう。
いや、広東麺をこれからの人生において正解にしていこう。
「冷やし中華、はじめられませんでした。」

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