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46・【#アビスパ福岡 × #鹿島アントラーズ |ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第29節 | 2023シーズン|Jリーグ #平塚悠知 #前寛之 #宮大樹 #鈴木優磨 #ボランチ #足の遅い選手。


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【#アビスパ福岡 × #鹿島アントラーズ  |ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第29節 | 2023シーズン|Jリーグ

https://www.youtube.com/watch?v=P03hGIbcQ0k

前回は、井手口の話になったが、結局、井手口がいるいないも大事だけど、他の選手がシンクロしてこその井手口と言う事。
また、井手口の個人能力や個性は他の選手と違う。
その中で、大事なことがある。
この試合、平塚悠知が先発して、サポーターの選ぶ一位になったが、僕の見解としては、これからの期待を込めての一位だと思う。
それだけ、伸びしろ=現時点での甘さも目立った。
一方で、長谷部監督が見どころを感じて引っ張ってきた選手なので、これから化けてくれると信じるほかない。

まずは2分。
ここは、前嶋が自分の左サイドの裏を空けてしまった。
金森と二人がかりでいったあと、戻るべきだった。
もちろん、井手口と平塚の違いが出たのかもしれないが、守備は基本的に後ろの選手が手堅い仕事をするべき。
出来れば前嶋にコーチングをしてほしかったが、宮大樹と前寛之のポジションの取り直しは早かった。

4分。
紺野の守備が甘かった。
フォアチェックの意識が高すぎて、背中を通されて、湯澤が引き出され、グローリがサイドとはいえ1対1を無駄に作られて、カードモノのファールになった。
守備の基本は1対1を出来るだけ作らせない事。
めんどくさいけど、嫌なコースを消して、後追いでチェックに行くのが基本。

33分。
山岸が相手のスキを突いてチャージでボールを奪う。
中央右寄りで、追い越してきた紺野にパス。
結果論だが、もっと手前に左足の前に出してやればよかったかなと思うし、紺野も金森のアタマよりも、折り返しの方が良かったように思う。
この辺の修正は大事だ。

34分。
そのコーナー。
平塚のキックはまずまずだったが、はじかれて、それから、ウォッチャーになってしまった。
縦に出され、後追いで、紺野がスライディング。
これ、審判によってはレッドカードを出されても仕方なかった。
平塚は悠然とジョギングだったが、こんなプレーしてて使ってくれる長谷部監督は優しいし、マンオブザマッチくれるアビサポは優しすぎるよね。
足が遅くても、位置取りだけで、相手の動きやパスコースは消せるし、それで、味方は楽ができるし余計なカードを貰わずに済むこともできる。

38分。
金森を使っても良かった前嶋。
山岸へのパスをはじかれてプレス。
こぼれ球を山岸が紺野にはたいて、ダイレクトで右上隅を外れる。
ただ、このキックはだいぶ良かったと思う。
走力を重ねるか、全身を使うかが、体格のない選手のキックのコツ。

40分。
相手の攻撃をしっかり追い出して、右サイドで湯澤がボールを奪う。
そのままドリブルで行く湯澤をテクニカルファールで潰すのは鹿島アントラーズらしさか?

41分。
湯澤が倒された?

それから、グローリが相手の浮き球をカットして、そのまま前に。
前寛之は、何故か相手にパス。
この試合は半分捨てて、平塚の教育だろうか?
グローリは後追いで、縦に出させる。
右サイドバックの位置で対応する平塚。
この時、間合いが若干広いが、平塚としては悪くない。
足の遅い選手が無理して間合いを詰めて、突破されて、完全に自由にされるのが一番よくない。
この時点で、平塚はマイナスへの折り返しか、縦に行かせて、クロスをあげさせるかの判断をしている。
上がった後なので、グローリの対応が遅れて、鈴木優磨にシュートを撃たれた。
後ろの選手がコースを消しきっていて、スズキがしっかり撃てなくて助かった。
こういうのがあるから、足の遅い選手は使いどころが限られる。
一方で、チームプレーとして歩み寄ることと、欠点以上の味を作って行けば問題では無くなる。
前寛之がそうであるように、シャビエルナンデスやイニエスタのテイストを身に着けていくことで、複数ボランチの片割れ、あるいは、トップとトップ下にしか存在しない足の遅い選手の枠で平塚は輝くことができる。

45分。
相手のスローインからのミスを奪って、左サイドから攻撃し、中央で受けた山岸が無理やりシュートまで。

51分。
こちらの右サイドにカウンターを展開した鈴木優磨。
湯澤は結果論をなじってもしょうがないとはいえ、相手の快速アタッカーに背中を見せてしまった。
これは、基本の問題なので、よろしくはない。
戻りながらのポジショニングの問題でもあるので、センターバックやボランチからの声で、どこまでディレイで、どこから先がよりタイトな守備かをはっきりさせるべきだった。
幸い相手は、縦にいってクロスを上げ、若干中と噛み合わなかった。

69分。
ここでも、平塚のコーナーキックの質は良い。
ウェリントンはわざと外した?
それだけに、他の部分を強化しないといけない。
プロなので、もちろん、自ら高めないといけない。

73分。
鈴木優磨の折り返しを昌子源。
拭き上げたダイビングヘッドはスコアコントロールの匂い。
LIXILの力だろうか?

82分。
コーナーの所で粘って、上手にスクリーンをかけたフォローもあって、平塚に落とされ、ダイレクトでニアに巻き込むシュートが枠外に。
撃って終わるのは間違いではないが、それで、他の選手に守備の負担をかける分までポジション争いに加われるだろうか?
多分、サイドで仕掛けている間に、バックステップで相手との間合いを空けておくべきだった。
すると、ゆっくりと中央にクロスを送れるし、ウェリントンならワンチャンスあったはずだ。

84分。
宮大樹のアフターのテクニカルファール。
褒められたものではないが、イエローで済む程度のやり方なのが、宮大樹らしい。
彼は、色々プッツンしたら、渡大生さえ削るが、基本的に計算ずくだ。

87分。
最近はやりの前嶋洋太のドリブル。
右サイドから仕掛け、中央の山岸に。
落とされた球を、前寛之が左のダイレクトでシュートと見せかけて、前嶋の足元に。
右足で止めて左足でのシュートは残念ながらはじかれたが、その選手なりに両足を使いこなしていく中堅の成長を見る。
オフサイドだったみたいだが、それでも、出来たら決めておきたい。
じゃあ、ああいう場面も遊びの中で練習しておく必要がある。

88分。
このシーンの鈴木優磨の左足のぎこちないキック。
彼は彼で、その辺にトライしているのだと分かる。
こちらの左サイドに、展開されてからの繋ぎをファールで止めた。
これも、もうすこし上手に対処したい。
フリーキックを高い位置で与えたうえで、カードを貰うなら、コースを消しながらクロスをあげさせた方がまし。
ただ、この辺も、選手たちの理解の成長を待つべきなのは、たぶん、長谷部監督も分かっている。
今の選手たちの実力と、気持ちも尊重しながら、シーズンを戦い、戦力を整えていく。

91分を相手がコーナーキックを頭でふかし、95分にこちらがコーナーキックをはじかれて試合終了。

https://twitter.com/AvispaF/status/1708436597601972549
続いて、平塚悠知のまとめ動画から。

6分。
はじかれた球を拾ったサイドの相手を、コースを消して、前に行かせ、スライディングでかきだす。
足の遅い選手として正しい。

49分。
誰もけなさないだろうが、相手の動き出しからして、もう一歩下がっておくべきだった。
結果論ではなく、高度のユニット守備では基本。
そうすると、右足でスローインに逃げるだけでなく、トラップしてもっと前にクリアとか選択肢が増えた。

53分。
パスを出した紺野か金森も良くなかったが、そもそも、足の速くないのに、前に急ぎながらボールを受ければ選択肢が減る。
ニュアンスは難しいが、もうすこし軽く加速して、サイドステップでもよかっただろう。
平塚の武器は左足のキックなわけで、貰ったボールをどう置くかも含めて、もっと相手を困らすことができた。
ボールは山岸に繋がって、そこからちょっと湯澤にきつすぎるスルーパスになったが、平塚の評価は、あんなオフザボールの動きでも変わる。

55分。
6分と同じで、今度は味方にボールを飛ばした。
足が遅いのはしょうがないので、代わりにルックアップと声で味方を動かしていくことが大事になる。

58分。
身体を入れるところまでは良かった。
ただ、最初のワンタッチで、右足の前にボールを飛ばすか、身体を後ろに向けたまま左足でキープしないと、審判によってはファールを出してくれない可能性もある。
プロにしては小さな体で無理をする必要もない。
ルールを理解して、はじかれてもバランスを失わなければいい。

64分。
目の前の敵をアウトタッチでいなした後、右サイドの紺野の裏に山なりのクロスを入れるべきだった。
タイミングを逸して、そのままのサイドでつっかけて、相手に触られて、サイドに出した後、頭が止まっていた。
味方をどれだけ使えるか、ミスの反省や修正は試合後にして、切り替えないと、同じ切り替えが遅いなら、背が高い奴、足が速い奴が扱いやすい。

67分。
山岸から貰ったこぼれをまた抜きシュートもまた通らず。
そのあとも、落ち着いて、味方に落としたりは良かった。
ただ、まあ、右足を見せ球でも持っておきたいよね。
プロに選ばれるなら利き足だけの方が良いけど、プロとして生き残るには足りない。
中には違う選手もいるけど、並みの天才や秀才はプロの世界では凡才。
幸い、アビスパはあったかい。
このチームにいるうちに開花しないと先がない。

69分。
コーナーキック。
インサイドのひらの部分でも、速度と精度がある平塚。
じゃあ、ゲーム中でも、それを出来るようにするのが、これからの宿題。

82分。
シュートを撃って終わりじゃ、このまま。

85分。
前後の状況はわからないけど、スライディングで味方にはじいたのは良かった。
でも、どこに立っていれば、もっと楽に奪えたか、キレイに味方にはたけたか?

ということで、J1の試合数も少ない中で、もっと頑張ってほしい平塚だった。
前寛之、宮大樹、技術も戦術も高めているお手本の先輩がいるうちに。

前寛之もそうだけど、サイズもスピードも突出していなければ、優れた味方の力を借りればいいし、穴を作らなければいい。
それでも、力づくで負ける時はあるが、実際、プロでも、そんなシーンはクローズアップされるだけで、大半はもっと凡庸なミスが得点に直結している。
プロのリズムに慣れて、27歳は伸び盛り。
そう信じれるかどうかは、本人次第だし、そう思わせられるかは、チームの雰囲気次第。

トータルサラリーや年齢構成の問題もあるので、今季の選手は全員が残らないし、残れないだろう。
そんな中で、平塚にも頑張ってもらわないといけない。
あるいは、こんな奇特な記載を読んだ、ユースや福岡大学の選手が伸びてくるのかもしれないが、それはどちらでもいい。
選手の成長や調子は巡り合わせの部分もあって読めない。
だからこそ、建前とかきれいごとも大事だと思う。
僕としては、宮大樹を一列前にあげて、田代をCBでもいいと思う。
そのへんは、僕の個人的意見であって、長谷部監督が信頼して、計算して使ってくれているうちに、頑張った方が良いと思う。
博多が熱くて札幌に帰りたいとしても、ここで実績と成長を見せつけないとそれもかなわない。
と言う事で、カップ戦も頑張ろう。
ほんの一歩、ほんの一瞬を大事に。
2023年10月3日18時28分。エア指揮官。


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