スチールローカル床屋ドラゴン
髪が伸びてきた。いつ上司に髪の長さを注意されるかビクビクしながら誤魔化し誤魔化し仕事をしていたけれど、先日取引先のお手洗いで鏡を見たところ、営業職というにはあまりにモサモサとした冴えない男が映っていたため重い腰を上げて髪を切りに行くことにした。
50代くらいの男性理容師が営んでいる、家から一番近い床屋にした。床屋と家屋が一体になっていて、暖簾で区切られてはいるがお店の奥がそのまま居間に繋がっている。僕の母方の祖父母家は理容院なので、それと近い感じを受けてなんとなく親近感。