受け継がれる遺伝子。あとは、環境因子を活用し、生きていくまでさ。
不登校から7ヶ月、予約から半年待ってのようやくの発達支援センターでの検査受診でした。
何もできないこの期間、、たくさん情報収集したお陰で、息子の特性の大体の把握をすることはできていたので、今日の結果は1つの指標として受け止めるつもりでいました。
あと、公式の結果が出ないと、学校等配慮を求める際に資料として使えませんので、その参考資料ですね。
ありのまま。いままでと何も変わらない。
息子は息子です。
《息子くんの発達・WISC検査結果について》
WISC検査の全検査のIQは平均より少し上。
ただ、一般的に言われるように、各数値の差が、大きいところで30以上の差があり、凸凹している。
『頭の中にたくさん詰め込めるのに、表現する力が弱い』みたいなこと?
思ったこと、伝えたいこと、、教えたいこと。
たくさん抱えているのに、表現するのに時間がかかる。
だから面倒くさくなって黙っちゃう。
何を聞いても「ふつう」って答えちゃう。
そういうことでしょ?納得。
《発達性協調運動症DCD》
要は『不器用な子供』
「不器用ですから、、、」高倉健だったのか、息子は!?
思い当たる節がありありで。
・[体感が弱いから姿勢が崩れやすい]
→椅子に同じ姿勢で座っているのが難しいからダラーっとなっちゃう。パパにもよく怒られてた。きっと学校でも何時間も座っているの苦痛だったでしょうね。やる気ないように見られたりしてたのでしょう💧ズルズル〜グデ〜背もたれに手を回して偉そうにしたり(本当は体を支えるためだったのに)
・[縄跳び・自転車できない]
→自転車は親の我々ができないことにイライラ。スパルタでやりすぎて「厳しすぎるよ(泣)」と泣かれて以来、本人の中で諦めた。高校とか行くときどうすんの?と聞いたら、「バスと電車があるからいい」と言われた。(はい。そうですね)
・[文字のバランスが悪い。書くのにとても時間がかかる]
→これは不登校になって、要因の1つだなとは気がついていた。「これ以上、僕は字は上手くならない!」って言い切っていた。漢字の反復宿題キライ。漢字は分かるのに、点やハネが上手くいかなくて、全部バツになっているページがあった。自尊心下がったろうし、イライラしただろうな。
【記事を参考にさせていただきました】
《親の思い》
脳の特性で運動面が苦手だったわけなのに、なんとか息子にスポーツをさせようと頑張っていた、THEスポーツマンな夫。
自分も字を書くのが苦手で、未だに読めないミミズのような字を書く夫。
隣で説明を聞いていて、半分泣きそうになっている夫。
その中で、今後どうしたら息子をサポートできるのか、不登校を乗り越えるためにできることは何かを、自分なりに模索していて、前向きで偉いじゃんと、横で聞いている私。
私は私で、これを本人が受け止められるように、さてどこまで話そうか。
学校にどう配慮してもらうか。
その配慮を、本人自身が良しとするのか。
配慮を受け入れたところで、学校に強い抵抗を持つ息子は、学校に行くと思うのか。
『学校に行かない選択』をしているように見える息子には、
自分自身の内部を認知・受容することと、不登校を『学校に行く選択』に変える事はまた別の課題なのではないかと、感じている私。
要はすでに、完全不登校の息子には、自身の特性の問題はまた別なもの。
『友達と遊ぶことが楽しい』その思いは今後も大事にするといい。
ただ今は、そのラインをまだ『先生や授業への抵抗』が上回る状態。
であれば、どうするか。
時間を掛けて自己を受け入れられるように、少しずつアプローチするのか。
受容を待たずに、抵抗感を弱める方法を考えていくほうが先か。
アプローチは親だけが頑張ればなんとかなるとは思っていない私。
彼の中で何か変化が起こるのは、はたして、、、
実際に触れ合った人間なのか。
メディアの中の人なのか。
歌なのか、本の中なのか。
ふと空を見上げたときに気がつく、俯瞰で見た自分自身という他人なのか。
そしてそれには、長い時間が掛かる。
似た特性をもつ私の弟も、「40才になって自分の解析が完了した」とかメカみたいなこと言ってる(笑)
受け取った命は、それだから。
そこをどうすることもできないと、嘆くのか。
抗ってやると、意を決して立ち向かうのか。
はたまた、身を任せて流れていくのか。
遺伝因子と環境因子。
すべてが合わさってあなたになる。
同じ遺伝子の双子だって、別な人間。
『 親と子もまた、違う人生 』
すべてを受け入れなくていいんだよ。
好きな人、好きなことを取捨選択していければいいね。
まだ、難しいだろうけど。
ゆっくりやっていこうか。
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