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#4わくわく海外への旅 癒しとエネルギーチャージのハワイ ヒルトンワイコロアビレッジ

 みなさんは、ハワイにどんなイメージをもたれていますか?
ワイキキビーチのにぎわい ゆったりしたフラダンス かっこいいサーフィン ウクレレの心地よい音色 お互いへの愛情と配慮 共に生きていこうという意味のアロハスピリット
 私はそれにエネルギーのチャージ(活力の充電)を加えたいです。

ハワイに行こうと思ったわけ

 1996年から、私はある旅行会社に旅の手配をお願いしていた。
私はそこのスタッフさんに一度
「今まで旅をされておすすめのところはどこですか?」 
と尋ねたことがある。穴場を知りたかったからだ。
それには、「マルタ共和国とハワイです」という返事が。

 マルタ共和国は英語が結構通じるし、路線バスが発達していて利用すると、あちこち回れるらしい。
「ハワイ」と聞いて、私は正直ちょっとがっかりした。新婚旅行や芸能人の渡航先としてのイメージしかない。

幸せな気分になる音楽

 ところが、その年の冬にパンフレットでハワイ島のヒルトン・ワイコロアビレッジの写真を見て、がぜん行きたくなった。ホテルの施設をモノレールや船で移動するので、ホテル自体がアトラクションのようだ。いくつかのパンフレットを比較し、12月27日福岡発、ホノルル1月1日発のツアーを選んだ。

ホノルル空港にて

 空港に着いたとたん、レイの甘い花の香りでいっぱいだった。また歓迎のフラダンスは男性二人によるもの。神にささげる踊りはとても力強く、女性による柔らかい動きのフラダンスしか知らなかった私には、衝撃的だった。

あちらこちらで見られる フラダンス

ハワイ島の初めの印象
 
オアフ島から、すぐハワイアン航空に乗り換えコナ空港へ。
降りたとたんに母が
「ここがハワイ?土もごつごつして、ちっともきれいじゃない。」
と文句を言った。ホテルの写真しか見ていなかった私には説明がつかない。見渡すといわゆる「ヤシの木、きれいなビーチ」は全く見えない.

ヒルトン提供 ホテル内施設

ヒルトン・ワイコロアビレッジにて

 15時から入れるヒルトン・ワイコロアビレッジのウェルカムドリングは生のグァバジュース。初めて味わうトロピカルな味に期待も膨らんだ。
 もともと海の見える部屋の確約だったが、ガーデンビューになってしまった。その代わり夕食のミルクーポンをつけるという。母にそれを伝えるとすぐさま
「お部屋が同じならば、眺めは関係ない。寝れば一緒だし、海はどこからも見えるし、、、」
と言い、夕食が付いたので、とても寛容だった。
 レストランへの移動は船にした。ゆっくり進み、何とも優雅な気持ちになる。美しい植物や珍しい木々の中を通りぬけながら、進んでいく。
 
 夕食はメインダイニングの中のイタリアンレストランにした。英語メニューから、素材と調理法はわかるが、どの組合わせがよいのかわからない。
 そこで前菜を選び、あとはおすすめを尋ねながらメニューを選択した。
するとバランスが良くてとてもおいしかった。

 イタリアに行ったとき、パスタの形で味が変わると聞いていて
「本当にそうかなあ」と思っていたが、プリモ(第一の皿)に貝の形のパスタ(コンキリエ)にトマトソースがよく絡んで美味しかったので、「こういくことか」と納得できた。2日目に行ったレストランからは、手が届きそうに大きい夕日が見られた。冬場というのに泳いでいる人もいる。いくら南国とはいえ真夏とは違う。食べているものが違うので、欧米の人は寒くないのだろうか。母は皮膚の脂があるため、寒くないと勝手な持論を言っていた。
 

美しい夕陽


 ガーデンビューで目覚めた朝、目の前に色とりどりのかわいい鳥がたくさん来ていた。なんと美しいのだろう。日本では見かけたことのない種類だ。
 どうして南国の魚や鳥は、こんなに色鮮やかなのだろう。外敵が少ないのだろうか。


美しい海岸にて

 ツアーはハワイ島を終日かけて回るものにした。現地添乗員のネルソン君はハワイ大学の学生で休み期間中のアルバイト。日本通で、サザンにコンサートに来てほしい、温泉施設を作って日本人観光局を呼びこみたいなど、ユーモアを交えて観光案内をしてくれた。これまで数々の現地添乗員にお世話になりながら、名前まで憶えているのは、彼一人。なぜかというと父方の従弟にそっくりなのだ。父方の先祖は、黒潮に乗って九州に来たのではと私はひそかに思っている。私も全国の集まりがあったときに、自己紹介の前に「九州からご参加ですか」とよく声をかけられる。母は顔立ちが違い、空港でよく「アニョハセヨ」と挨拶され、めんどくさいのか、母もそれに応じている。


カイルアア・コナの街

 初めに訪れたのはヒロの街。日系の人が多い、落ち着いた街だ。
店のショーウインドウを眺めて、その雰囲気を味わう。
次はパーカー牧場。囲いのところに大きなフクロウがいて驚いた。自然豊かで、とてものんびりしている。
黒砂海岸は、溶岩の影響で砂が真っ黒。見たことのない不思議な光景だ。ここは海亀が来ることでも有名らしい。
 コナコーヒー販売所では、試飲もできて、麻袋に入ったコーヒーが購入できる。ケーキを焼くのが趣味でコーヒー好きの伯母に「コナコーヒーを送るよ」と言ったら「今、ミルが壊れていて豆がひけないから、粉でよかった」と言う。コナコーヒーを知らなかったらしい。

 もっとも楽しみにしていたキラウエア国立公園は、コールタールのような冷えて固まった地面と今な噴火を続ける熱を帯びた大地からなるパワーのある場所。
地球の息吹を感じる。女神ペレの伝説があり、興味をひかれる。疲れたときに元気をもらいたいと思って写真集を購入した。


思わず見とれる 美しい花

 ハワイ島から移動したオアフ島では、今はもうないアラモアナショッピングセンターで買い物をしたり、夜はポリネシアン文化センターにショーを見に行ったりした。ハワイ出発が元旦の早朝だったので、両親はホテルのカウントダウンパーティーに行かないで寝るという。飛行機の中でも寝られるのに。
 カウントダウンではホールの天井から一斉に色とりどりの風船が降りてきて、演奏もあり、まるで夢のようだった。

カウントダウンパーティー🎉


 帰りの飛行機では「日本のお屠蘇です」と紹介があり、お屠蘇、するめ、昆布などお正月気分も味わえた。粋な計らいに、私はお酒をなめた程度だったが、寝不足だったためか気分が悪くなった。めまいがするようで、しばらくの間大変だったことを覚えている。





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