見出し画像

大河ドラマ「光る君へ」第1話

NHKオンデマンドで大河ドラマ「光る君へ」を観た。
いよいよ待望の大河ドラマ「光る君へ」が始まった📺

平安中期の物語

今回の大河ドラマは平安中期(貴族が中心)の物語である。
ただでさえ基本的に歴史は〝勝者〟の歴史である。
今から約1000年も前のことはタイムマシーンに乗って見に行かない限り本当のことは分からない。
評価されている人が実は大悪人だったり、善人であったのに不名誉な濡れ衣を着せられていたり、当時の気候だって今より想像以上に寒かったかもしれないし、人々の話し言葉も風習も21世紀の我々には理解しがたい所等…多々あるだろう。
でもわからないからこそ逆に想像を膨らませ興味が湧いてくる。
今回の大河ドラマは多少の史実のフィクションや文化、風習の差異はあるとしても、どんなに時を経ても人の〝心〟は変わらないものなのでは、ということを念頭に1年間視聴していこうと思う。

まひろ(紫式部)と三郎(藤原道長)との出会い

まひろと三郎との出会いは、まひろが大切に飼っていた小鳥が逃げたのを追っていた時、散楽をお忍びで見に行って付き人とはぐれてしまった三郎と偶然出会う。
当時の娯楽の「散楽」をきちんと見たのは初めてかもしれない。こういう所も丁寧にドラマに盛り込んでくれるのは本当に有難いと思った。(但しこの散楽集団はただ興行しているだけではなさそうだが。)
とにもかくにもこのドラマの大きなメインテーマとなるであろう、まひろと三郎(道長)との長い長い人生が始まったのだ。

藤原道兼の登場

今回のドラマは藤原姓ばかりで登場人物の名前を覚えるのも大変である。(出来れば初めて出てくる人にはテロップを入れてもらえないだろうか。)
藤原道兼は道長の次兄である。
正確に言うと藤原兼家を父に、長男 道隆、次男 道兼、三男 道長と続く。
ドラマ初回から気性が荒く弟の三郎にも気分次第で大分辛く当たっていたが、色々とタイミングの悪さから何とまひろの目の前でまひろの母を刺し殺してしまうのだ。
初回からこれには(恐らくフィクションだが)度肝を抜かされた。
道兼演じる玉置玲央さんは確か「大奥」で医師(黒木)役だったではないか…と余りのギャップに2重に「おぉー」となってしまった。
この「事件」の影響は後々色々な所に波及していくことは間違いない。
母の亡骸を前に悲しみにくれるまひろ一家。
まひろの父 藤原為時は犯人は仕事を世話してくれた藤原兼家の次男と知ると生活の為に「病死」にする、このことは「忘れろ」と言い、それに対しまひろの悲しみ、怒りは頂点に達する。

次回からも目が離せない。


#テレビドラマ感想文


この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?