たけとこ913D

50代男子。歴史・城郭、70〜80年代前半の洋楽、特にGENESISに惹かれ今でも聴いています。 邦楽では羊文学、邦画の青春系?も好む。 熊本城の石垣の美しさに魅せられ、数年おきに通っております。 先祖は熊本城を攻めた某反乱軍の一員として従軍し、田原坂で最期を遂げたらしい。

たけとこ913D

50代男子。歴史・城郭、70〜80年代前半の洋楽、特にGENESISに惹かれ今でも聴いています。 邦楽では羊文学、邦画の青春系?も好む。 熊本城の石垣の美しさに魅せられ、数年おきに通っております。 先祖は熊本城を攻めた某反乱軍の一員として従軍し、田原坂で最期を遂げたらしい。

最近の記事

読書ノート その3 道長と宮廷社会 日本の歴史06巻

2001年4月10日第1版(昭和49年12月初版)。講談社、筆者は大津透。 大河ドラマ「光る君へ」を毎週楽しく視聴しております。 併せてnoteやYouTubeで多くの方が書かれ、あるいは述べておられるドラマの感想や解説にも目を通しております。 歴史好きと称しながら平安時代への理解は心許ない私なので、これを機に平安時代、特に藤原摂関全盛期を勉強しようと考え、手にとったのがこの書です。 この本は、 第一章 道長の登場 第二章 一条朝の名臣と貴族社会 第三章 宮廷社会を支え

    • 映画鑑賞『ノルマル17歳。-わたしたちはADHD-』

      北宗羽介監督。東京・アップリンク吉祥寺。 ADHDに対しては複雑な思いがあります。 小学生の頃、同級生とグループで帰宅してました。 当時は発達障害という概念が一般的ではなかった時代です。 私は何かに集中すると、周りが見えなくなる傾向があり、待ってる同級生の存在を忘れて、彼らの気分を害した記憶があります。 また、仕事でも家庭でも、空気感を無視して論理だけで説明して、職場の人間や妻に苦い顔をされたこともあります。 平素は空気感を掴んでから発言するようには努めていますが、何かに

      • 歴史への目覚め その1

        50代半ばのサラリーマン。なぜ歴史が好きになったのか、また、歴史を扱うことを職業にするには至らなかったものの、その興味が今のサラリーマン生活にどう生かされているのか、雑談的に語ります。 1970年代、私が小学生の頃、自宅に百科事典がセットで置いてありました。 少年時代の私は、よく意味もなくページをめくっておりましたが、ある時、伏見城の洛中洛外図に目が止まりました。 なぜかはわからないのですが、その絵に強烈に惹かれたのが最初の記憶です。 聚楽第の洛中洛外図も好きでした。 そ

        • 前世紀の洋楽鑑賞 その4

          原題:PETER GABRIEL 邦題:ピーター・ゲイブリエルⅢ 1980年5月発表。ピーター・ゲイブリエルのソロ第三作。ヒプノシスによるピーターの顔が半分溶けたように見えるジャケットから、別名「Melt」とも言われます。 アルバム・チャート全英1位、全米22位。 大学生の頃、GENESISからの流れで、ソロに転じたゲイブリエルも聴くようになりました。彼のオリジナルアルバムの中で、個人的には一番好きです。 一般的には全英1位、全米2位となった、1986年の「SO」が彼の代

          前世紀の洋楽鑑賞 その3

          原題:Duke
 邦題:デューク
 
1980年3月発表の第12作。 「親しみやすいメロディ・ラインを備えた簡潔な作風を推し進め、シングル・ヒットもコンスタントに」(FM STATION 1987年no.8より) 今でも切り抜きを保管している当時の音楽誌のレポートでは「簡潔な作風」と評価されていますが、あくまで以前の作品との比較論。 普通のポップスやロックファンが聴けば、単純なサウンドではない。
最近、筋トレ・有酸素運動中のBGMとして再び愛聴しております。 感想 
1曲

          前世紀の洋楽鑑賞 その3

          読書ノート その2 ドイツ参謀本部

          昭和61年1月25日17版(昭和49年12月初版)。筆者は渡部昇一。 中公新書。当時の定価480円とある。 この本が出版された昭和61年は、私が大学に入学した年である。 雪がちらつく中、入学式に向かう新入生に、ヘルメットとマスクをした多くの学生がビラを配り、その反対側には立ち並ぶ機動隊員。 九州からやってきた地方の青年には、なかなかインパクトの強い光景であった。 さて、今回の書、ドイツ参謀本部であるが、どういう経緯で購入したのか覚えていない。ただ、元々軍事系に興味があり、

          読書ノート その2 ドイツ参謀本部

          読書ノート その1 極楽征夷大将軍

          直木賞受賞作品。筆者は垣根涼介。 主要人物は3人。 足利尊氏 初名は高氏。室町幕府初代将軍。 鎌倉幕府初代の源頼朝、江戸幕府初代の徳川家康と比べ、良くも悪くも評価がブレる人物。 自己愛が薄く、カリスマ性があり、戦場では強いが、いわゆる冷酷な政治家タイプでは全くない。 後醍醐天皇に追討されると、家臣をほっといて出家しようとするが、弟の危機を聞いて先頭切って戦場に飛び出す、良くも悪くも人間性豊かな行動が多い。 幕府設立初期は、実務を弟の足利直義と、執事の高師直に任せており、初期

          読書ノート その1 極楽征夷大将軍

          前世紀の洋楽鑑賞 その2

          原題:SECONDS OUT 邦題:幻惑のスーパー・ライブ 感想 当時の邦題、今見ると、ちょっとダサい。 初めて聴いたときに感じたのは音の良さ。特にリズムセクション。ドラムの音が心地いい。 このアルバムのミキシング作業中にハケットが脱退。彼のギターが聴ける最後のアルバムとなりました。 Squonk(Rutherford/Banks) フィル曰く、レッド・ツェッペリンの重低音の効いた曲のジェネシスバージョンを作ろうという意図があったらしい。 ベースペダルとドラムによるゆった

          前世紀の洋楽鑑賞 その2

          前世紀の洋楽鑑賞 その1

          原題:...And Then There Were Three... 邦題:そして3人が残った。 GENESISの作品の中では、いわゆるプログレッシブロックからポップ化する過渡期の作品であり、微妙な評価を受けていた。 最近聞き直して、結構悪くないと思い、noteデビュー記事として選択しました。 感想 1曲目のDown and Out (Banks/Rutherford/Collins) 30年以上前に初めて聴いたときは、不穏なリズムに落ち着かない印象を受けた。 最近、改め

          前世紀の洋楽鑑賞 その1