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前世紀の洋楽鑑賞 その4
原題:PETER GABRIEL
邦題:ピーター・ゲイブリエルⅢ
1980年5月発表。ピーター・ゲイブリエルのソロ第三作。ヒプノシスによるピーターの顔が半分溶けたように見えるジャケットから、別名「Melt」とも言われます。
アルバム・チャート全英1位、全米22位。
大学生の頃、GENESISからの流れで、ソロに転じたゲイブリエルも聴くようになりました。彼のオリジナルアルバムの中で、個人的には一
前世紀の洋楽鑑賞 その3
原題:Duke
邦題:デューク
1980年3月発表の第12作。
「親しみやすいメロディ・ラインを備えた簡潔な作風を推し進め、シングル・ヒットもコンスタントに」(FM STATION 1987年no.8より)
今でも切り抜きを保管している当時の音楽誌のレポートでは「簡潔な作風」と評価されていますが、あくまで以前の作品との比較論。
普通のポップスやロックファンが聴けば、単純なサウンドではない。
読書ノート その2 ドイツ参謀本部
昭和61年1月25日17版(昭和49年12月初版)。筆者は渡部昇一。
中公新書。当時の定価480円とある。
この本が出版された昭和61年は、私が大学に入学した年である。
雪がちらつく中、入学式に向かう新入生に、ヘルメットとマスクをした多くの学生がビラを配り、その反対側には立ち並ぶ機動隊員。
九州からやってきた地方の青年には、なかなかインパクトの強い光景であった。
さて、今回の書、ドイツ参謀本部
前世紀の洋楽鑑賞 その2
原題:SECONDS OUT
邦題:幻惑のスーパー・ライブ
感想
当時の邦題、今見ると、ちょっとダサい。
初めて聴いたときに感じたのは音の良さ。特にリズムセクション。ドラムの音が心地いい。
このアルバムのミキシング作業中にハケットが脱退。彼のギターが聴ける最後のアルバムとなりました。
Squonk(Rutherford/Banks)
フィル曰く、レッド・ツェッペリンの重低音の効いた曲のジェネシ
前世紀の洋楽鑑賞 その1
原題:...And Then There Were Three...
邦題:そして3人が残った。
GENESISの作品の中では、いわゆるプログレッシブロックからポップ化する過渡期の作品であり、微妙な評価を受けていた。
最近聞き直して、結構悪くないと思い、noteデビュー記事として選択しました。
感想
1曲目のDown and Out (Banks/Rutherford/Collins)
30年