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#2 さっぱり上達しない英語

1.通じてない英会話

 30代半ばでアメリカに来たとき

英会話がどれくらいできたかというと、コーヒーショップでカプチーノを注文してカップオブティーが出てくるレベル。(どんな...)

聞いてくれようとする忍耐力のある人か、大体何を言っているか想像できる身近な人には通じる程度。

言いたいことを英語で考えて喋っていると、何が言いたいのか自分でも分からなくなっていた。

近所の通り

2.ありえない読み聞かせ

娘がこちらの幼稚園に行くようになった頃から、英語の本を読んで欲しいということが増え図書館に行き始める。

幼稚園レベルだからまだ読めるでしょと思ったら、例えば「ぎゃー」とか「どすん」とか、絵本によく出てくる擬声語や擬態語の読み方から手こずった。

それで詰まるとテンポが落ちて面白くないが、事前に調べて読み聞かせに挑むような母親ではなかったので、読み方が分からない単語は発音を想像して読んだ。

もう少し娘が大きくなり、さらに知らない単語が増えると今度は読み方をでっち上げたり、「これどうやって読むだろうねえ?」とか娘に聞いたりしていた。

そうしているうちに、いい加減すぎる母親に代わって幼稚園児の娘が自分で読むようになり、今度は娘のでっち上げた英語を私が聞いていた。

そしてさらには本に書いてある英文を全て無視して、この際何語ともわからない言葉で読むという遊びが二人の間で流行った。

娘の将来を危惧しないわけではなかったが、いかにでっち上げるかを競い合って大笑いしていた。

古い井戸のある家

3.正しい娘

あれから月日は流れ、かたや娘は英語のネイティブスピーカーに、もう一方の私は学生時代1番下の英語Cクラスに居続けたときのまま、ギリギリしのぐ処世術で現在に至る。

最近お客さまに私の英語力を聞かれた娘の返答が

  It could’ve been better.
「もっとできてもいいんじゃない」

 娘よ、その通り
   あなたは正しい。

夫も娘もそれなりに日本語が喋れるのをいいことに、英語で無理なときは日本語に逃げる、読めない英文は家族に読んでもらうを繰り返していた日本人の末路は、いつまで経ってもろくな英語が喋れない。

こんな調子なので家族は今更私の英語になにも期待していないと思われる

 が、

ここで自分も諦めたら終了なので少しもがくことにした。そのモチベーションをくれたN君の話を次回に。



今回も最後まで読んでいただいて
      ありがとうございました

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