はじめまして

 1974年生まれの男性です。1998年に大学を卒業して社会人となり、2001年に一度転職をして現在の仕事に就いて20年以上が経過しました。

 2019年5月、ちょうど元号が平成から令和に変わり、私自身も45歳の誕生日を迎える直前だったのでよく覚えていますが、うつ病の診断を受けました。

 その頃、私は毎朝やたらと早くに目が覚め、食欲をあまり感じなくなっていたため、常に疲れが溜まった状態でした。まさか自分がうつ病になるとは考えたことがなかったので、「今は一時的に忙しいのかな。そのうち調子を取り戻すだろう。」と自分に言い聞かせてがんばっていました。

 しかし、「これは何かおかしいぞ」と気付いたときにはあらゆる物事へのやる気を失い、まるで今までカラーだった世界がモノクロになってしまったかのように何にも興味が持てなくなっていました。

 気力を振り絞って心療内科に電話をかけ、診察を受けた結果、うつ病と診断されました。
 抗うつ剤と眠剤を処方され、それを服用しながら仕事を続けたのですが、そこから私の状態はどんどん悪化し、眠れない、食べられない症状が進み、職場の同僚からも心配されるようになっていました。
 仕事においても、書類を読んでも頭に入らず、ミスが明らかに多くなっていたのだと思います。

 医師に休職を勧められ、職場に病気のことを話して2019年8月から3か月間の病気休暇をとることになりました。
 仕事を長期間休むことに抵抗はありましたが、上司に休職を申し出るときは”勇気を振り絞って”というよりは、そんな気力もなく”ただ流れに任せて”といった感じでした。

 それから3か月間の休養を経て2019年11月に復職し、3年が経ちました。
 今のところ再発はなく、休職前より仕事の負荷は質・量ともにむしろ大きくなっていると思います。

 それでも、いろいろ気を付けながら、心身の健康を保つことができています。

 しかし、休職中、職場復帰後、そして現在まで、決して平坦な道ではありませんでした。いつ抜けるか分からないトンネルの中にいるときは本当に苦しかったし、あの苦しさにいつまた襲われるかと思うと不安です。

 つらさの比較は難しいですが、私よりも重い重い症状と長く闘っている人はたくさんいるのだと思います。
 そういう意味で、私は軽症だったといえるのかもしれません。が、当時の私と同じ状態にある方やもっともっとつらい状況の方にも、私の経験が「希望」とまでは言いませんが何かの参考になることを心から願います。

 私が幸いにも3か月で職場に復帰することができて、3年たった今も安定を保つことができているのには、少なからずコツがあるように思うのです。

 私は今までSNSをやったことがありません。
 上記のような思いから今回初めてネット上に投稿することを決意したのですが、NOTEをあまり使いこなせず、マメな投稿もできないかもしれませんので、その点はご容赦ください。

 これから少しずつ、私の闘病と職場復帰の記録を投稿していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?