「ダンスバトルpart2の巻」

「オッケー！先鋒戦熱い戦いでした！ではいきましょう次鋒戦！出場者前へ！」

こちらの٩( ᐛ )و選手と相手の忍者が両者前へ出ていく
そしてお互い向き合い、突き刺される٩( ´ཀ`)و

「くそ！裏切りやがったな！数的有利が取れなくなって即裏切ったな！この人でなし！」
「こちとらお遊びじゃないんでね、残念だけど皆さんには死んでもらいます」

そして混乱に乗じていつの間にか既に囲まれるみつる一同、ダンスバトル用とはいえ相手の結界の中、そして一時的な3対4の盤面
敵は既に迫っている、考えている暇はない、しかしこの状況を切り抜ける名案を思い付かねばならない！
まず、倒れている٩( ᐛ )و←こちらはリザリオの効果が残っているのでうまくいけば奇襲がかけれる

(まてよ俺以外はリザリオの効果が残っているから俺さえヘマしなければなんとかなるか？)

隣のおっさんの首が飛ぶ、2対4
一度復活できてもリカバリーできる味方がいなければ意味がない
めぐみが結界を上手く使い2体の敵を押さえている……

(おっさんを殺したのが一人、めぐみに二人、あともう一人は！？)

おっさんを殺した忍者と打ち合いながら視界の隅に捉えるもう一人の忍者

(なにかを唱えている？さっきの炎の魔術か？焼き払われたらひとたまりもないぞ！)

優先度を変える、首を庇いながら片腕を損切りしポケットの中をまさぐるみつる、そして飴代わりのピュア魔石を詠唱中の忍者に投げつける、見事貫通、撃破
しかしニンジャソードの切っ先が既に首元に

(くそ、)

………あれ？

「間に合ったようだな٩( ᐛ )و」

間一髪、復活の٩( ᐛ )و

「生きてるうううう！！！」

これで3対2
残り2対は.…

(めぐみ！！)

片腕と片足を失っているめぐみ、結界もかなり弱まっている
走れ！間に合え！

「グハッ遅いわね」
「すまんまだ倒れるな！٩( ᐛ )و」
「そんぐらい余裕よ！」

最後の力を振り絞り結界を維持し、めぐみで1対1、みつると٩( ᐛ )وで2対1を作る
みつるが特攻しその図体からは予測できないマジックじみたスピードに呆気を取られ、みつるに拘束された忍者は٩( ᐛ )وにとどめを刺される

「ごめん、こっち逃しちゃったわ」
「生きてるならそれで十分だよ、引退したら田舎で一緒に農作物を作ろうよ」
「あー.…」
「いいとこですまんけど、逃した忍者の首とってきたで、遅れてすまん」

復活したおっさんに邪魔されたか助けられたみつる

「とりま撤退したいけど、怪我治してからの方がいいよな？」
「おっけー…とりあえず周りに敵影ないから怪我を治す時間はありそうね」

おっさんが何かを呟きながらめぐみの足に手をかざすとムクムクと足が生える
腕も同様にまるで新品そのものが生える

「こっち側で血と細胞ある程度負担してるけど、1週間は栄養価が高い食事と質の高い睡眠摂ってな、ほんじゃみつる君も」

思った以上に痛い！そして頭がボーッとする
しかし不思議な感覚、神経が通ってすぐに元々自分の腕かの様に動かせる

「みつる君も食事と睡眠…まっみつる君はあんま気にせんでも大丈夫かっw」
「ちょっとやめてくださいよ〜w」
「仲良しそうね、二人で農作物を作りながら引退生活を楽しめば？」
「いじわるめぐみ！嫉妬か〜？えー？」
「うっさい！」

！？

「あれうちの忍者ちゃん達は？お楽しみは終わっちゃったかな？」

その片手に( ͡° ͜ʖ ͡°)の首を持ちながら現れる忍者
瞬時に結界を発動し警戒体制に入る

(言語阻害能力はなし)

「残念だけど、こんなちゃっちい結界じゃあねぇ、けどこの結界は特殊だし、後付けじゃない結界持ちは貴重だから持って帰ろうかな？」

緊張が走るが4対1なら流石に後手を踏まないだろうと高を括るみつる

( ͡° ͜ʖ ͡°)の首が落ち、姿が消え、めぐみが後ろから羽交い締めにされている

「めぐみっ！」
「この子がそんな大事？でももう関係ないね」
「みつる！私の杖を……」

音もなく消える忍者とめぐみ

「うそ…だろ…」

次回、帰還！めぐみの行方は！？