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バスカヴィル家の犬 感想

最近、観たい映画多くて困る〜
バスカヴィル家の映画の感想をネタバレしながら行くよ〜


シャーロックとは

シャーロックはフジテレビの連続ドラマで、ざっくり中身を言うと、もしかの名探偵シャーロック・ホームズさんが現代の日本にいたらというやつです。前にHuluで竹内結子さんを主人公にした女性版シャーロックがありましたが、それの男性版です。あのシリーズも大好きだったし、続編期待していたので、竹内さんの訃報には胸が痛かったです。死後の世界になるのか、来世になるのかは分かりませんが、竹内さんには幸せになって欲しいです。あと竹内さん、生家に難しさを抱えていたとのことで、もし同じ悩みを抱えてる人がいたら、ぜひ心理カウンセラーに相談してほしいです。
話がずれましたが、ワトソン役には岩田剛典さん、シャーロック役にはディーンフジオカさんが扮しています。

バスカヴィル家の犬

映画としてはとても悲しい内容でした。ぜひ朝イチで見て、昼ごはんはテラスで日差しを浴びながらパスタでも食べると気が晴れるのではないでしょうか。私は、今、気持ちがとても苦しいです。

ことの発端は、約20年前に我が子を亡くした金持ちのご婦人が、秘書と公園の子どもを攫って自分の子にしてしまいます。さて攫ったはいいですが、その一年後には第二子が生まれ、可愛くなくなります。そしてそして、みたいな。

ヒロインがその攫われた子どもになります。成長して、好きな人もできて相思相愛なのですが、自分が攫われた子であると分かってから、実家へ復讐するんです。ずっと虐められてきましたから。彼を巻き込まないために、ヒロインは距離を取り、彼は事情は知らないけれど求愛する。最後に花束持って、愚直な眼鏡ボーイが彼女の家へ行くのですが、諸事情で地面がずれて、家の裏が土砂崩れになり彼を巻き込む。彼女は家の中で本当の両親と一緒に最後の時を過ごします。悲しみ。

主人公の二人がですね、すごく他のキャストの演技を引き出してくれてるんですよね。だから二人の話というより、攫われた子どもとその家族や関係者の気持ちがすごく伝わってくる。シャーロックもとても良い立ち回りで、人の心の裏をおちょくって引き出します。でも引き出さなければ、彼らも保たなかったでしょう。その心の重い荷物に。ワトソンは、攫われた子が犯した罪を本当の親が被ろうとしているとき、子どもにこれから寄り添えば良いとはっきり言うわけですよ。この一言が咄嗟に出るワトソンがシャーロックは好きなんですよね。シャーロックは真理はあるけど正義はない感じですが、本当はそれに救われたいと足掻いている。子供が大人になる時に、しょうがないってやり過ごすことを、何だかんだやり過ごさないのがワトソン。それに救われるのがシャーロック。

関係者が全員死んだ救われない話でしたが、二人と佐々木蔵之介扮する警察の関係性は変わらない、それがなんだか物語の延長線上という雰囲気がします。

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