ゆるい職場について思う事
パワハラ、マタハラ…ブラック企業という言葉が広まったように、今の時代、キツイ会社は避けられる傾向にありますよね。
私が実習生をしていた約10年前、パワハラまがいの言動をしてくる指導者は多くいました。
同級生同士、励まし合って何とか実習を乗り切ったものです。
そして、最近、「ゆるい職場」という言葉を耳にするようになりました。
ゆるい職場とは
ゆるい職場の特徴は、
・仕事の負荷が少ない
・やりがいや周囲からのフィードバックが少ない
と感じる職場のようです。
これまで、労働時間の削減や、ストレスチェック制度の導入で、働きやすい職場づくりが進められてきましたよね。
ブラック企業が減ってきている現状からすると、ゆるい職場ってポジティブにも捉えられると思うのですが、実際はそうでもないよう…。
「仕事量が少なく、やりがいが無い。」
「自分が成長できない気がする。」
といった理由で、20代、早い段階で退職を考える人が少なくないそうです。
私「え!パワハラがない会社に比べたらずっとマシじゃない!?」
と思うのですが、当の本人達にとっては、悩みは深いのでしょう。
ゆるい職場が出来てしまうワケ
私なりに、この「ゆるい職場」が出来る要因を考えてみました。
考えられる要因としては、
①人に興味が無い
②年代が違う相手への接し方が分からない
この2つが大きな要因かなと思います。
①人に興味が無い、のは、その人の性格もあると思いますし、人に興味が無い人が集まれば、自然とコミュニケーションが減るかと。
その為、要因として多いのは、②ではないでしょうか。
私も以前、管理職の立場だった事があり、年齢が離れている部下への声掛けや、コミュニケーション方法に悩んだ時期がありました。
1、2歳年が違うだけでも、その年代の雰囲気や考え方って大きく違いますもんね。
同じように、職場でお世話になった先輩達も、私たちの世代に配慮したコミュニケーションをとってくれていたんだと思います。
ブラック企業が、相手への過干渉や、言い方がキツイなどのパワハラが特徴だとしたら、ゆるい職場はその逆。
上司の立場からすると、②年代が違う相手への接し方が分からないの場合、
「パワハラにならないように気を付けよう。」
「部下にパワハラと思われないように、どうやって伝えたら良いかな。」
と考えているうちに、伝える自信も無くなり、相手とのコミュニケーション頻度が少なくなり、最初はあった相手への興味も薄れてくる。
そのような過程を経て、上司と部下のコミュニケーション頻度が減っていった結果、部下にとって、厳しくはないけど誰も気にかけてくれない「ゆるい職場」が出来あがってしまうのではないかと。
過干渉すぎるとブラック、放置されすぎるとゆるい…バランスって本当、難しいですよね。
人生に焦りすぎかも
今の20代、30代前半の世代は、ワークライフバランスを大事に!という風潮の中、社会人になってきたと思います。
社会の大きな変化も経験し、「1度しかない人生を悔いの無いように。」そんな言葉を強く意識し、就職、転職、結婚、離婚…様々な選択が取っている世代です。
私も転職や、引っ越しなど、これまでの生活の変化を起こす際には、そのような意識を強く持っている方でした。
母親の闘病を見ていた事もあり、なおさら「後悔のないように。」という気持ちは強く持っていたと思います。
ただ、30歳になって感じた事は、
・そんなに刺激を求めなくても、生きていけるよ
という事でした。
そして、
・後悔のない人生も、求めすぎない方が良い
という事。
やりがいを求めすぎて、働きすぎて自ら体調を崩す事もありますし、物足りなさを感じる仕事だけど、月に1回は少し面白いと感じる事がある。
一度きりの人生を充実させようと焦らなくても、刺激が無くても、寿命まで生きてしまうのが人間だと思います。
ゆるい職場でやりがいもなく、コミュニケーションも少なく働いていても、衣食住揃っているなら十分ではないでしょうか。
刺激が多すぎるブラック企業に比べたら、私はゆとり職場でも全然良いと思います。
自分からゆるい職場を変える方法もあると思います。
上司からのフィードバックを待つだけではなく、自分から聞くようにする事も、もしかしたらやりがいに繋げられるかもしれませんし。
そういった工夫をして、相変わらずゆるければ、刺激を求めて別の場所へ移るのが良いかもしれません。
終わりに
今日は、ゆるい職場について、私が思う事というテーマで記事を書きました。
人生は一度きりですが、刺激が多すぎるとそれはそれで大変かもしれません。
ゆるい職場、という言葉をよく聞くので、私の思いを今日は書いてみました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!(^^)!
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