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余韻がすごい映画〜ラストエンペラー〜



映画、ラスト•エンペラーを見ました。


前からタイトルが気になっていたのですが…見終わった後の余韻が、凄いです。


サントラをあの坂本龍一さんが手がけていることもあって、映像だけでなく音楽も印象的な作品になっています。(そして本人も出演)


中国王朝の最後の皇帝、溥儀の半生を描いた作品ですが、見終わって思ったことは

内輪ノリと事なかれ主義は脆い

ということ。

溥儀は幼少期は王朝で過ごし、大人になってからは日本人と過ごす日々が増えます。


このどちらの組織も、歪んだ仲間意識で内輪ノリが作られ、事なかれ主義が蔓延しています。


そして両方が、終盤では無くなってしまうんですよね。


やっぱり、「これは違う!」と言える人がいないと、上手くいっているようで、実は崩壊していってるのが組織ではないかと思います。


時代は変わっても、組織の内部ってあんまり変わってないのかも?と感じました。


ただ今は、心理的安全性という言葉があるように、理想的な組織のあり方も広く認識されていってますよね。


組織のあり方は、これからどう変わっていくのか、それともまた歴史を繰り返すのか。


そして、1番印象に残っているシーンは、溥儀が一般市民となって自転車に乗っているシーン。


王朝→満州→刑務所ときて、最終的になったのは一般市民。
よく、生き抜いたなあと。

やっと自由を掴んだね、と考えると、私たちが生活している平凡な毎日が、溥儀にとっての憧れだったのかな?とも感じます。


そう思うと、毎日って幸せですよね。
人間らしさと自由は、常に隣り合わせのような気がします。


というわけで、映画ラストエンペラーの感想でした😊

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