スランプ

何もかもが上手くいかない時期に入った。俗に言うスランプ。そいつは定期的に訪れてきては今の自分を引っ掻き回してどっかへ行く。とんだ迷惑だ。試験が近いのに勉強が身に入らず、検定は落ち、テストの点数も今までの中で一番酷いもの。現状をあげるとキリがないのでここら辺にしておこう。落ちてしまった検定は過ぎたことなので一先ず置いておいて、勉強が身に入らないのはまずい。そんなことを思いながら自分の納得のいく文章を作っている。

スランプの時期に陥った時、自分はなんでこんなにしょうもないことに頭を抱えているのだろうと考える。検定の練習なんてしなくたって誰かに迷惑をかける訳でもないし、誰かの役に立つ訳でもない。勉強だってそうだ。自分がやらないからといって世界が変わる訳では無い。ただ、今の自分には絶対に必要なんだよなと思い机に向かう。最近は、新しい自分になろうと思うことが増えてきた。服装ひとつにしても、今までずっと同じコーディネートだったものが「今日はこれを着ていこう」に進化しつつある。たまになんだけど。自分は1度気に入ったものをこよなく愛する依存体質(？)のようなものがあり、音楽ならずっとその曲を聴いているし、本ならその本をずっと読んでいる。今は好きな音楽を見つけてひたすらにそれを聞いてます。脱出出来るのはまだまだ先だ。

楽になりたいなぁと思う。死にたいとかそういう類のものじゃなくて。楽になる。どんな不安も無くて、いつもは真横にいる批判されることに対する恐怖。そういう物が何も無い世界に行きたいなと思いつつも、それはそれでつまらないのだろうとも思う。人間と不安は密接な関係にあると考える。不安がない人間は空っぽな存在になって、いずれは植物人間みたくなってしまうのだろうか。そうなると案外不安も悪いものでは無いような気もする。無論、不安になることが人生の全てではないとは思うし、それで苦労する人も世の中にはごまんといるので不安というものを助長するつもりもない。ただ、生きていたらどうしても不安が付き纏うものだからいっその事受け入れてみたいものだ。不安と隣り合わせだけど怯えない。怯えていないならそれは不安ではないのだろうかというジレンマもあるけど。

そういえば先日、成人を迎えた。右も左も分からないけど、いい1年にしたいなと思っている。きっとこの思いも年末には忘れているだろう。ここに書き残しておく。