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映画を観た「Dr.コトー診療所」

ドラマが放送されていたのは何となく知っていたのですが観たことはなかったこのシリーズ。でも吉岡さんのお人柄そのままのような主人公が気になり、今回映画版を観てみました。

正直に言うと、こんなんでいいの?てかドラマもこんな感じだったの?という疑問だらけでした。

離島にドクターがいない、病院がない、十分な設備がないなどは深刻な問題だし、それをテーマにしているのは観る価値ありだけど、後半どうしましたか???

島が台風上陸によりエラいことになるんですが、偶然に偶然が重なりすぎてバッタバッタ人が倒れていく(;゚Д゚)
命の危険が!!って重病人、急病人がこの一晩で何人も登場しちゃう。何人も、の中には吉岡先生も吉岡奥様ナースも、その同僚ナースのおばあも含まれていて、皆さん次々倒れちゃう。ひえー。

患者さんの処置中に倒れてしばらく気絶していた吉岡先生がむくっと起き上がり、苦しんでいる奥様ナースの処置を島民に依頼し、自分はもう一人のナースのおばあの心臓の手術を始める(;゚Д゚)
吉岡先生、自信の病気の症状がでちゃってマスクに血がにじんでますよ!!さっきまで気絶されてましたけど、オペ中にまた倒れたらどうするんですか?!ヤバいよ、ヤバいよ。

パパが病院経営してるかなんかのドラ息子風のドクターが、島で修行してこい!と送り込まれてたのですが、こんなもん一人で全員助けられるかい!と。
一見投げやりにも聞こえるんですが、そりゃそうですよね。ひとりでできるもん♪と言って、やっぱムリだったわー、では済まない世界。慎重になるのが正解です。

ドラドクターは島で医療ミスでも起こすのでは?、と心配してたのですが、チャラチャラしてるように見せかけて意外とダメドクターではなかったみたい。
満身創痍の吉岡先生がおばあのオペを終了させたあと、その後ろ姿にそっと一礼してらした。
残念ながらそういうとこ誰も見てないんですよ。

離島医療の切実な状況を、頭ではわかっていても現状を見て心を打たれたのか、ドラドクターはそのまま島で勤務を続けられるみたい。なかなかの好青年ではないの。

それにしても、嵐の夜の怒涛の診療所。もし設定が台風ではなく、例えばコロナとかだったらもう少し気持ちを入れて観れたような気がしました。
台風でアレは、長老たちがいる島で準備不足が過ぎる!生活がそんなに甘くないことは経験上イヤというほどわかってるはずでしょう・・・(=_=)

ま、でもこの作品で言いたかったことは、そういう部分はわかりやすく極端に表現しているだけで本質は別のところにあって。
離島の医療問題について考える良いきっかけになって医師を目指す若い人たちに何らかの影響があるといいな、と思いました。

ただね、極端が過ぎた(;・∀・)

#Dr .コトー  #WOWOW
#離島医療

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