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私の詩の作り方(後編)
↑前回の続き
② 見方を少し変えてみる
日常生活において
普段自分が見たり聞いたりしているものを
少し角度を変えて捉えてみると
結構面白いのではないかなと思います。
私はよく、太陽や月、花や風・・・といった
自然にあるものから何かを得たいな、と思い
観察するように心がけています。
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詩『猫背』(改)
曲線の美
この背中だけ
美術館に飾ろう
かっこわるい?
だらしない?
いやいや
かっこいいだろう!
美しいだろう!
子どもも
大人も
老人も
自分の猫背を寄贈して
苦労の勲章を
じっと眺めることができたなら
「自分 まあまあ頑張ってきたな」と
思えるかもなあ
空だって猫背
だから太陽の軌道は
美しい
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太陽は東から南へ昇って西に沈みますが、
それは「弧」を描くような形になっており、
そういえば、人間の猫背も「弧」を描いているよな・・・
→空も太陽軌道も猫背なのか!?
と思ったのです(笑)。
私は普段猫背なのですが、
そのように捉えれば、猫背も悪くないなと
胸を張れる気がしたのです。
③ 自分の素直な思いを吐露する
自分のありのままの気持ちを
書き連ねてもいいと思います。
私は詩を書くことで、自分の気持ちが
整理されることはよくあります。
陳腐な表現になっても構わないと思います。
自分の気持ちを込めた詩ほど、それは
自分にしか書けない詩である、ということです。
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詩『直接的』
今晩も
ボンネットに寝そべり
月を眺める
半人前な氷が
必死にしがみつく
夜十時頃
追いかけたいけど
追いかけられないものが
そこにあった
ダイヤモンドなんて
そこら辺の石ころと
何も変わらなかった
間接的な言葉を吐いていると
直接的な言葉で息がつまる
だけどせめて月を見るときくらい
正直な思いでいたい
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普段の生活に息苦しさを覚える中、
月を見ている間だけは、素直な気持ちになれる。
遠く彼方にあっても、月は私の愚痴を聞いてくれますからね・・・
いかがでしたでしょうか?
まとめると、私が詩を作るときは
① 2つ以上の「モノ」を合わせる
② 見方を少し変えてみる
③ 自分の素直な思いを吐露する
以上の3つを主に意識しています。
勿論この他にも、作り方はたくさんあると思いますが
私が詩を書き始めた時は、この3つを特に意識して書いていました。
私はこれまで詩に関して、特に受賞歴等はありませんし、
自己流で詩を書いてきたので
自己流の詩の書き方しかご紹介できませんが、
詩を書きたい!けどどうすればいいか分からない・・・
という方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!
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