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第五十九話 更なる御指南②~数馬と三の姫17

 普通の、市井の高校生とかだったら、1つ1つ、ゆっくり進んで・・・。俺も、女美架と放課後に、お茶したり、カラオケ行ったり、そんな時期を、もっと、沢山過ごして、こんなこと、ずっと先に知れば、いいことで・・・。でも、女美架の姫という立場が、周りに管理された形で、そのお相手まで指定されて、決められて行く。俺とのことも、その一貫に組み込まれていて。

 正直言って、お互いに嵌まる感じは、予感してた。女美架は、最初から、俺にすごい興味持ってくれてた感じだったし。姫付きになってほしい、と言ってたぐらいで。幼くて、まだまだ、そんなこととは結びつかない、と思ってたら、周りから、色々と知らされて、刺激されて。・・・急激に、なんというか、女美架にしてみれば、俺っていう現実で、まさに、それを知ることになって・・・。俺は俺で、まあ、桐藤にあれだけ釘さされて、結構、皆が心配してくれたりしても・・・、でも、やっぱ、無理じゃん。全然、割り切れないし、いい加減な気持ちで、女美架に対することが、今後の女美架にいいとも思えないから。言い訳に聞こえるだろうか?いや、俺は、大人じゃない。もし、女美架の役目の男が、女美架より10歳とか上で、本当の意味で、大人の男だったら、良かったんだろうか?俺と女美架は、普通に、2つ違いの恋人同士ってなるんだろうから・・・。

 湯船の中から、女美架が話し出した。

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