第四十八話　二人でお話③「やっぱり、皆でお勉強」最終回　

　そして、俺の部屋まで、姫はついてきた。どうせならと、やっぱり、宿題を持って。結局、こっちで、今日も、勉強するんだな。・・・ああ、良かったあ、柚葉と慈朗、普通に勉強してる。

慈「あれ、三の姫様、数馬と」
柚「なんで、来るんだよ。お部屋で・・・だったんじゃないのかな・・・」
慈「いいじゃん。ここ、数馬の部屋でもあるんだよ」
柚「・・・残念、続きは今夜ね」
慈「柚葉、そればっかり」
数「すみませんね、お勉強中に、」
柚「ははは・・・ああ、三の姫様、何か、質問はありますか？」

　柚葉が、意味あり気な顔つきで、俺に近づいてきた。

柚「・・・で、何故、こちらへ？・・・結局、大丈夫でしたか？」
数「ああ、まだ、ごたごたを解決しただけ」
柚「なるほど・・・まあ、本当、よかったですね。いつもの姫様ですね。ご機嫌ですね。姫様」

　確かに、そう、なんですけど・・・、あまり、弄らないでほしいんだけどなぁ・・・。

姫「うん、だって、数馬ったら・・・」
数「あー、ちょっと、待って。着替えてくるから、言っちゃダメだよ、約束な」
姫「うん」

柚「何々？いい感じなのではないですか？」
姫「うん、いい感じ」
柚「数馬に何か、言って貰えたとか？」
姫「うふー、内緒。秘密のお約束♡」
慈「えーっ、すごいね。・・・数馬が？」
姫「うーん、数馬が・・・」
柚「くねくねしてますね」
慈「うん、可愛いね、三の姫様は、素直で」
柚「同じ属性の癖して・・・」
慈「これ、わかりません。先生」
柚「はいはい・・・、じゃあ、姫様も宿題始めてください。持って来られてるみたいだから」
姫「はーい」

　着替えて出ていくと、姫が宿題を始めていた。ちょっと、大変だったけどなあ。

姫「数馬、来たー。数馬も、いつもの服、似合う。かっこいい。ここ」
数馬「やめ、やめろって、なんなんだよ」
姫「かっこいい」

　なんか、つんつん、突くなぁ。

柚「へえ・・・」
慈「仲いいんだね」
柚「少しずつだけど、進展してるみたいだね」
慈「なんか、数馬と三の姫様らしいね。ひとまず、よかったね」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～次のお話につづく～

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みとぎやのメンバーシップ特典　第四十八話　二人でお話③
　　「やっぱり、皆でお勉強」数馬と三の姫編⑥　御相伴衆Escorts 第一章

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　短いお話の回なので、今回は、一般の方にも、全編をお読み頂きました。
　次回も、実は、この二人のお話となります。
　この次のお話を超えますと、お話の流れが、進んでいく形となります。

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