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第五十七話 更なる御指南~数馬と三の姫15

 『奥許し』の翌朝、数馬は女美架と共に、皇帝陛下と、第二皇妃と、朝食の席に伴うこととなる。皇帝陛下から、丁寧にお礼の言葉を頂き、第二皇妃もにこやかに、その席で母親の顔で、同様に振る舞う。少し、食欲のない女美架を気遣う。父皇帝と食後に、二人で語らう女美架。その時、数馬は第二皇妃に呼ばれ、皇帝と女美架には聞こえない所で話をする。

👑🏹

「いいですか。これで終わったわけではありません」
「はい」
「先程、申し上げた通り、まずは、女美架の初めてを導いてくれたことに感謝します。後は、女美架にいくつかの寝所での技を、身に着けさせてやって頂戴。恋人の話を聞かせてもらったことがあったわね。年上の女から、お前が施されたこと、思い出せば、何を伝えればよいか、解る筈です。受け身でいるだけではダメです。知識的なことも含めて、お前に任せますから、今夜から、そちらの方をね。任せましたよ、いいですね?数馬」
「・・・あ、はい、・・・」

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