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第五十八話 更なる『御指南』へ~数馬の思案 数馬と三の姫16

この話は・・・。

 数馬と三の姫の『奥許し』の翌日、三の姫は微熱を出し、御殿医の維羅の所に診察に行っている間の話。妹の発熱に心配した姉の一の姫も同行し、ある思いがあり、自らの診察も申し出ていた。お休みの日ということもあり、久方ぶりに、故あって、四人が、数馬と慈朗の部屋に集まることなった。

🏹🍓👑

 数馬は、皇帝陛下と第二皇妃と三の姫と、その朝、朝食を共にした。呼ばれて行ったが、久方にお会いした、皇帝陛下が、とても、老けた印象を受けたのが、少し、心配になってはいた。しかし、そんな父皇帝と、無邪気に語らう三の姫を見て、お元気そうなのだ、とホッとした。その矢先、数馬は、第二皇妃より、三の姫の『ご指南』を更に、引き上げるようにとの命を受ける。

 朝食時は、両親の手前、元気に振る舞った三の姫、部屋に戻るが、午前中はまだ、微熱が下がらず、暁に連れられ、午後から御殿医の診察を受けることになり、数馬は久しぶりに、自由な時間を持つことになった。

「それにしても、・・・わかるけど、姫に仕向けるのは、ちょっとな・・・」

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