このケーブルは銀メダル級!! JSHiFi Shadow
こんにちは! あら50りっぷです。
YouTubeオススメ動画で気になるリケーブル用線材を見つけました。発売からまだそれほど経過していない商品でレビューも少なめですが、そのほとんどが高評価でしかも超格安の1,850円ときたら! 欲しい!
在庫のあるうちに手に入れてみたくなり、Amazonで早速ボクのイヤホンラインナップのコネクタ形状に合うものを2本購入してみました。(2pin×2.5mm 、 QDC×3.5mm)
【JSHiFi Shadow】
「Shadow」という名前と関連があるのか? 鈍い銀色に輝くケーブルはカッコ良く、分厚い2本で編まれた銀メッキ純銅線ですが販売サイトをみても素材の詳細は公表されていません。同じJSHiFiの4本編みケーブルほどソフトではないものの、タイトに引き締まった2本編み線は丈夫で引っ張り強度も高く、見た目以上にしなやかです。分岐部より上は1本線仕様となっています。
ところでケーブルのカラーリングって結構大事ですよね? お気に入りイヤホンのラインアップの多くがブルー系のボクの場合は、どれと組み合わせても金属チェーン風の高級感が漂い、見た目がいい感じになります。
【では実際の音質の変化は?】
早速、いつものiPhone 13Pro+Shanling UA2の組み合わせで音質をチェックしてみました。
え? やばい? これ相当音が変わるよ! 一聴しただけでハッキリとその違いに驚かされました。一言で表現するなら、リケーブルで各音域のメリハリがぐっと明るく際立つ感じになります、中高域、特に高域があかるく天井に抜けていくほど気持ちいい伸びが感じられます(まるで高純度単結晶銅線に変えてモヤが取れたような感じ)。ただ銀メッキ線の弱点でもある低域の減衰が若干感じられますね。全体のバランスを崩すほどではありませんが。音質は解像感と定位感に優れ、音のソリッド感が際立ち、音場も多少広がった感じで、臨場感マシマシに感じられます。
【高域を強調するあまり刺さることはないのか?】
通常このような傾向を持つケーブルはBA搭載のない1DDモデルと組み合わせるのが最も違いを感じやすいでしょう。高音域がより明瞭になることで全体の解像度が1グレード以上アップしたように感じます。
『Fiio JD1(1DD)』との組み合わせは思ったとおり抜群で、もともとフラット傾向の本機の持ち味を活かしつつ、高域がさらに明瞭になることで気持ちよさが倍増します。同じような傾向をもつ他社1DDモデルの場合にも「Shadow」とのマッチングはベストだと思われます。
でも逆に多BAモデルの場合は高域を強調しすぎるあまり刺さりを生んでしまうのではないかと心配になりますよね? そこで『KZ ZAX(1DD+7BA)』とも組み合わせてみました。ところが「Shadow」は多BAの場合でも、絶妙なチューニングによって刺さりを感じませんでした。4極バランス(2.5pin)でもレビューしてみましたが、さらにメリハリと明瞭感が増すものの、音質の変化傾向は同じで「サ行」などの刺さりが発生することはありませんでした。DACを通したHi-Resサウンド試聴でこれですから、直挿し使用で刺さりがでることはまずないと思われます。(もちろんもともとシャリついた電子系サウンドの再生には注意が必要かもしれませんが・・・)
「Shadow」本当にこんな値段でいいのでしょうか? 5,000~10,000円クラスのリケーブル線材を買うまでもなくこれで十分なのではないでしょうか? 超軽量でありながら耐久性のあるしっかりした線材を使用した本製品。見た目にも十分に高級感がありながら非常に安価なケーブル。
初回、2本買いしましたが、お気に入り全部のケーブルをこれに変えてしまおうかと思わせるほどの魅力をもった商品は初めてです。本気で(笑)。バリエーションも2pin、QDC、TFZ、MMCXとほとんどのコネクタタイプを網羅し、3.5mmだけでなく2.5mm、4.4mmバランスにも対応しているので在庫のあるうちに何本も揃えておきたいですね!
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