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エッセイを読んで気持ちを整える話

皆さんこんにちは、くーです。

ついこの前夜に外出した際、肌を刺すような寒さでなく身震いもないような、久々に心地良い肌寒さを感じました。
冬よ、やっとわかってくれたか……と思った矢先、あっという間に以前の寒さが戻ってきました。
布団に包まり裏切られた気分で震えています。

上げて、下げる。
季節にもてあそばれる日々です

そんなこんなで、年末がどんどん近づいてきましたね。
普段は小説などを読むことが多い自分ですが、今回は最近読んだエッセイについて記事を書いていこうと思います。

本の感想だけでなく、それに関連して自分をリセットしたお話も少し……。

今回読んだ本は、声優の悠木碧さんのエッセイ
悠木碧のつくりかた」です。

私自身、読む前まではお恥ずかしながら悠木碧さんのことを存じ上げてはいませんでした。
声優さんはどちらかというと男性声優さんで著名な方を数人知っている程度の知識しか持っていませんでした。
なので、この本の中で描かれている悠木さんが、初めましてであり第一印象でした。

この本を手に取ったきっかけは、本屋さんで表紙のイラストに一目惚れしたからという事です笑
淡く可憐な女の子が、なにやらお気に入りらしき可愛い物をたくさん抱えている……
これは読むしかありません!(?)

いい加減な選び方と思われるかも知れませんが、私はこういうような衝動的な選書をよくしてしまいます笑
特に初めて見る著者の方なんかの出会いも、こういったものであることが多いのです。
今回も、素敵な出会いとなりました。😊

自分がなんだか不安だなと感じるとき、エッセイを読む。

皆さんはどのような関心のもと、本を読みますか?
私は自分の考えや生き方のようなものがぼんやりしてきたとき、一度自分とお話したり気持ちを整理するために、エッセイを読むことが多いです。

エッセイでは、その人生身の考え方や経験、気持ちが書かれています。
私の場合、本の中でその人が自身について語っている様子を読んでいると、その人の力を借りて自分の気持ちや憧れ、やりたいという気持ちなどに段々気づいてあげる事ができるように感じます。
だから、たまにエッセイを読んで、その人と自分自身と
素直にお話をするようにしています。

今回の悠木さんの本は、
特に明るい語り口調で、たまに問いかけるように語られています。
また、彼女が自分自身の好きなことに対して真摯に向き合い、
その「好きを大切にしている姿勢など、本当に素敵な文章でした。

(彼女のファンの方に怒られるかもしれませんが……)
エッセイで印象的だった部分を、自分の体験と交えて、記録してきます。

どうぞお付き合いください:)

続きは👇からおすすみください。

記事購入、ありがとうございます。

一つ。
自分の周りの人に感謝しつつ、自分の気持ちや挑戦の意思を大切にしているところ。

本の中では、仕事の中などで悠木さんを支えているたくさんの周りの人への思いと同時に、彼女自身も声優や先輩として他人を支える側になることへの気持ちが綴られています。

唐突なたとえ話なんですが、今自分が立っている水溜まりって、自分の体温で温くなって居心地はいいんですが、いつか干からびてしまうものじゃないですか。
だから別の水溜まりに飛び込まなきゃって思ったんです。その水溜りがどんなに冷たくても、泥水でも、本当は毒でも。自分はもう枯れてしまうほど小さな苗ではきっとないはず。そのくらい、いろんな人に大切に育てて頂きました。今度は自分が私を支える番。そして多くを経験していた方が、対応できる場面も増えます。

P73

誰しも、これまで生きてきた中で誰かに支えられた、という経験はあるのではないでしょうか。
大小は様々だと思いますが、それぞれに思い出深いエピソードなんかあるかもしれません。
自分自身も、たくさんの迷惑を周りの人にかけつつ、それでも見守ってくれている人達のおかげで今も安定した生活を送れています。
ただ、そういった暖かい空間にいつまでもいると、時としてそれに甘えてしまい、変化を起こすことが億劫に感じてしまうこともあります。

それでも、悠木さんが声優業以外にも様々なことに挑戦している姿を見たとき、「自分で自分に投資できるようになりたい」、
「今度は自分が誰かを支えられるような力を身につけたい」という自分の底に転がる気持ちが再び思い起こされました。
自分らしいやりたい事や、自分の原動力なるものに、私はこうして再開し確かめ合うような機会を得ることができました!

この気持ちを思い出すきっかけは安直は憧れなのかも知れませんが、手段はどうあれ、誰かの経験にはいつだって心が動かされるものがあるように感じます。
そこに、自分の素直な思いがあるかも知れません。


二つ。
好きを仕事にする中での考え方。


ここでは、声優に向いている人という意味合いで挙げられている言葉ですが、自分や皆さんの多くにも、なんとなく響くものはあるのかなと思います。
それは、自己肯定感のようなものについてのお話です。

筋の通った批判も、根拠のない暴言も、最初に個々とに届いた時、傷つくことに変わりはありません。それが、受け入れるべきアドバイスなのか、無視してもいいものなのかを正しく判断するためにも、自分を愛し、肯定し、冷静に相手を受け入れていかないと、ですよね。

P86,87

自分に対する批判とかって結構まともにクリティカルヒットしちゃいますよね。
これは程度は違えど、どんな人でも感じてしまう違和感だと思います。
誰だって、負の感情には弱かったりします。
ここで自分を持つという事は、とても大きな意味があるようです💭

そのあと続けて……

ちなみに自己肯定感は後からでも伸ばすことのできる能力。今はないなあと思っている人でも、自己肯定感アップを意識して生活してみると良いかもしれません。自分に自信がなくても、いい友達に囲まれているとか、小やみ恵まれているとか、そういうことでもOKです。
要は、自分の心を安定させられれば、どんな手段でもいいんです。自分を愛する力は、たとえ声優にならなかったとしても、一生あなたを守ってくれるはずです。

P87

支えられている事も自覚しつつ、あくまで自分で自分を支える力もしっかりと持つことが大事だなと感じさせられました。
自分のご機嫌も、自分で取っていかなきゃですね。うまくコントロールできるようになりたいと思います!


三つ。
人とのコミュニケーションについて!

本の後半では、悠木さんのオフのや、「推しごと」について述べられています。
彼女の推しへの愛が余すことなく注がれていることがとても良く伝わる文章で、読んでいるこちらまで幸せに感じてしまいます笑

この後半で、悠木さんが語る二つの事が印象的でした。

その内の1つは、休日出かける時は友人を行く方が好きであるという事の理由として、「予定調和が崩れるから」という事を挙げている点です。

一人って本当に悠々自適で予定調和なんです。それだけじゃ飽きてしまう。そこから私は、楽しい事を共有できる人は全員友達と定義づけることにしました。また、やることによって誘う友達も変えるようになりました。
……みんな、それぞれにいろんな才能にあふれていて面白くて、常に想定しない楽しさを共有してくれる素敵な存在だと思います。私も彼女らにとって、面白い友人でいられたらいいなと思うので、次の休日はどんなエンタメをしかけようかなと画策するわけです。

P107、108

本の中では、悠木さんが友人達を起こす様々なハプニングや面白イベントについて書かれています。
ここまで色々な人と素敵を共有しようとする感覚が自分にはあまり無かったので、とても新鮮でした。
一人での行動や、少人数との関わりが悪い訳ではありません。
どれもその人なりの人付きあいです🙌

でも自分の場合、予定外の事が発生することにまだ慣れていない部分が多く、周りの人との関わりにも余裕がなかったのかも知れないと感じさせられました。
もう少し、どうせならとんでもな事ごと楽しめるようになりたいし、他の人をちゃんとみつめてみるということもしたいと思うのでした。

そして、2つ目は……

コミュ障だとか、陰キャだとか自分を表現してきましたし、それは多分間違ってないんです。けれど、なんでコミュ障で陰キャかっていうと、人が好きだからだったんです。嫌われたくない、もっと好きになって欲しい。もっと相手のことを知りたい。自分と相手の違いがわかるとなんとも嬉しくて、同じ部分があったらもっと嬉しい。
だから慎重に慎重に、ちょっとテンパりながらも生きているのです。

P187

素直だけど不器用なような、なんだかくすぐったく、でも肯定的な意味をもって私たちに寄り添ってくれるような考え方でもあるように感じられます。

大事なのは、コミュ障や陰キャというような言葉の意味よりも、自分が相手とどう関わりたいかという姿勢の方ですね。
怖がりながらでも心の底に関わりたいという気持ちがあるなら、その気持ちに素直に気づいて、ダメダメなコミュニケーションをしてしまっている自分ごと付き合ってあげること。
これまでとは違う気持ちで、前をチラチラ見れるかもしれません。🫶


いかがだったでしょうか?

今回は声優の悠木碧さんエッセイをご紹介させていただきました。
この記事をきっかけにこの本に興味を持っていただけたり、同じく感想を共有してみたいと思ってもらえたらとても嬉しいです。
とても読みやすく面白い本でしたので、本苦手!という方にもオススメです!

また、自分の感想を書いてばかりでしたが、読んでいる方にとって
なにかひとつでも「新しい出会い!」と思ってもらえたら、さらにとっても嬉しいです!


拙い文章でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。
また次の記事でお会いしましょう!

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