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メダロット3パーツコレクションをレビュー


今作が私がプレイした最初で最後のパーコレ

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ゲーム本編レビュー。実機の3となら通信もできる。

○ゲーム情報

  • ゲームハード GBC(GBAでも遊べる)。クラシックスはどちらも未収録

  • 値段  4515円

  • ジャンル RPG

○ゲームの登場人物

  • 天領イッキ 今作の主人公。苗字の天領は固定だが、名前は変更可。本項ではイッキで統一。3の激闘の後、怪人ZとZレディを追うが、ロボトルワールドに異次元に飛ばされてしまう。彼だけがロボトルワールドを自由に行き来するため、住民のお使いみたいなこともされてしまう

  • 甘酒アリカ、辛口コウジ、純米カリン、アワノハチロウ、メダロット博士、ヘベレケ博士などの3の本編の登場人物 3本編でイッキの仲間や敵対する人たち。Z仮面によって、ロボトルワールドに連れて来られた住民だが、個室に閉じ込められ、動くことが出来ない。出ようとすると不思議な力で弾き返されてしまう。スピリットは3で消滅したため、とある人物が作り上げたホログラムで、厳密に言うと当人ではない。

  • 怪盗Z仮面 メダロット社からパーツを盗んだ謎の男。3の登場人物をロボトルワールドに連れてきた。最初に黒か白かで選ばせてくれる。

  • Zレディ Z仮面の相棒の謎の女。Z仮面と並んでパーツを盗んだ。察しの好い人なら正体はわかるはず。

○3との変更点

  • メダ用語が追加。メダロットやロボトル関して分かりやすく解説している

  • 最初にZ仮面の問いに黒か白かと問われて答えた方で貰えるティンペットやパーツが異なる。答えなかった方がゲームを進めると手に入る

  • 森林フロアなど地形ごとのフロアが12エリアあり、1つのフロアに8つ個室があり、8つ全て個室の相手とロボトルして勝つと真ん中の大部屋が開き、ボス戦となる。勝つと次のフロアの銅像が無くなり、入れるようになるので、それを12回繰り返す。

  • お金ではなく、ポイントで買い物をする

  • ポイントで買い物できるものはメダル、純正パーツ1式、ティンペット、メダリアが買える

  • その都合でティンペットを9体全て男性型にしたり、女性型(全て男性型にしたいなら最初のZ仮面の問いに白を選ぶこと、全て女性型にしたいなら黒を選ぶこと)にすることも可能だが、1度買ったら戻せないので、慎重に。理想は男性6体、女性が3体がベスト。どうしても男性型のほうか個数が多いので、女性型だけだと苦戦するし、女性型もいないと回復など補助ができないため、これがベスト。

  • メダル、パーツは複数個を買うことが出来ない

  •  ドラクエのように戦闘に勝つとポイントがもらえる。

  • ドラクエと異なり、ポイント数はロボトルの点数になっているので、いかにターン数を掛けないで早く、多くパーツを壊せるかが高得点を狙える。逆に判定でギリギリ勝ったりすると低成績になってしまう。

  • ポイントの他に本編と違い、パーツ1つではなく、勝ったあとの会話イベントの前にパーツ一式が貰える

  • サブイベントで入手できるパーツもある

○個人的評価

評価は
S(最高)→A→B→C→D→E(最低)

  • ストーリー C

  • グラフィック(当時基準) A

  • ゲームバランスや難易度 B

  • 操作性 B

  • 世界観 B

  • BGM S

  • ゲームの面白さ B

  • やり込み要素 E

  • 総合評価 C

  • 適正価格 1000円(所詮は簡単にパーツが集められるパーコレなので)

○良い点

  • 本編では入手不可だったラスボスのパーツや通信回数で入手など入手方法が困難なメダロットも入手ができる

  • メダ用語の説明は初心者向けで丁寧な説明

  • メダ用語、ポイントなどが初めて搭載され、5に採用された原型になった。5はお金とポイントがどちらもあるシステム。

  • 本編の後日談なので、本編では見られなかった、人物像も垣間見ることが出来る

  • 一方のバージョンでしか入手不可の交換でしか入手出来ないメダルも入手出来る。

  •  取り返しはつかないが、ティンペットを自由に入れられるし、メダリアも自由に買えると比較的、自由度は高い

  • OPや1枚絵のグラフィックは相変わらず良い

  • 隠れたサブイベントもそこそこある

  • もちろんだが、BGMやゲーム性は3と何も変わってない

×悪い点

  • ロボトルワールドと言っておきながら、イッキ以外の住民は個室から出ることもできないので、イッキ以外の人間がロボトルしていない。ロボロボ団やヘベレケ博士は日頃の行いが悪いので自業自得感があるが、コウジやアリカなど何も悪いこともしてない人もこれなので、何かと不憫な扱いになっている。ロボトルワールドというより理不尽な監獄。このロボトルワールドの主催者のとある人物の倫理観が問われる。現にイッキも、とある人物に酷いこととか、こんな事件に巻き込む必要はなかったと言っている。

  • 当然だが、その都合で住民たちが「イッキしか来ないから退屈」、「やっと誰か来たと思ったらイッキだった」と次々の不満を漏らす住民たち。

  •  サブイベントもほとんどがお使い。イッキ以外の住民が不思議な力で弾かれて、個室から出ることが出来ない故に、例えば、Aさんが「○○をBさんに伝えてくれ」と言われて、仕方なしにBさんの部屋は過去にクリアしたフロアにいて探しに行き、Bさんから「ありがとう。Aさんに××と伝えておいて」という伝書鳩のようなお使いばっか。

  •  エンディングを見た後もイッキ以外は他の住民は閉じ込められぱなしで、とある人物も1日くらいは良いでしょとやはり倫理観がおかしい。たかが、イッキ1人のために閉じ込められぱなしの住民が不憫すぎる。

  • 全てのパーツが入手できると言うだけで、複数個パーツ入手ができないため、4のクリア後に条件を満たしたデータとも通信ができるが一方通行で戻せなくなる

  • 仲間たちとのイベントもほぼなく、仲間の影は薄い

  • 3本編自体、パスワードで全てのパーツが入手出来るため、金を稼ぎまくって、ゲームに勝ちまくってパスポイントさえ取りまくれば、ラスボスや通信でしか入手できないパーツも入手できるので、パーツを全て集めることにはこのゲームの存在意義を問われる。今やネットで全てのパスワードが載っている。当然、1度でもエンディングを見れば、全パーツ入手できるクラシックスには今作や2パーコレは収録されていない

○総評

パーツを全て簡単に集めたい!というためだけのソフトなので、ストーリーなどもスカスカ。
そして、ロボトルワールドと言っておきながら、3のほぼ全ての住民を閉じ込めておくという何かと倫理観が問われる内容になっている。
しかし、良いところもあり、簡単に全てのパーツが入手できるし、本編では入手困難だったパーツも拝めるのは良いところ。当時、ネットもそんなに発展してなかったので、全てのパーツがパスワードで入手できるなんて知らない人が多数だったし、メダルはパスワードでは入手出来ないので、今作はメダル面では特に役に立ったと思う。
グラフィックの良さ、ティンペットやメダリアを自由に買える(戻すことは出来ないが)など自由度の高さも光る。

○次回予告

たまごっち2をレビューする。ゲームボーイのヤツ。


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