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7.「幸福度」と「幸福要素・自己評価」との比較

こんにちは。モチベーションファーム/「幸せ感性力」コーチの藤井です。

「“幸せ感性力”の磨き方 メルマガ講座」の第7回目は“「幸福度」と「幸福要素・自己評価」との比較”というテーマでお届けします。

前回までに紹介した僕の「幸せ度」の指標は以下の通りです。

①15歳頃の僕  5・16・14・11・ 9
②30歳頃の僕  8・12・13・10・10
③45歳頃の僕 20・22・16・18・17
■50歳頃の僕  6・12・19・12・12(③と④の間)
④現在(60歳)29・24・26・24・25

数値は左からエド・ディーナー「人生満足尺度」(35点満点)、前野教授による
「やってみよう!因子」「ありがとう!因子」「どうにかなる!因子」「ありのままに!因子」(各28点満点)です。

50歳の頃の大きな挫折の際に「幸福度」は急落していますが、全体としては30歳以降は「幸福度が高くなっていると言えると思います。

次に僕にとって「幸せ」につながる「幸福要素」にはどのようなものがあるか考えてみました。
思いつくままに挙げたのが以下の8つです。

1.経済/収入
2.社会的地位
3.家族/結婚
4.仕事やりがい
5.人間関係
6.自由さ
7.楽しさ
8.自己肯定感

そして項目別に、各時期をA~Eの5段階で自己評価してみると次のようになります。

1.経済/収入  15歳頃 D 30歳頃 B 45歳頃 A 50歳頃 C 60歳 D
2.社会的地位  15歳頃 D 30歳頃 C 45歳頃 A 50歳頃 D 60歳 D
3.家族/結婚  15歳頃 D 30歳頃 D 45歳頃 D 50歳頃 D 60歳 B
4.仕事やりがい 15歳頃 D 30歳頃 E 45歳頃 B 50歳頃 C 60歳 A
5.人間関係   15歳頃 C 30歳頃 D 45歳頃 C 50歳頃 C 60歳 A
6.自由さ    15歳頃 D 30歳頃 D 45歳頃 C 50歳頃 C 60歳 A
7.楽しさ    15歳頃 D 30歳頃 D 45歳頃 B 50歳頃 C 60歳 A
8.自己肯定感  15歳頃 D 30歳頃 D 45歳頃 C 50歳頃 C 60歳 A


45歳頃、60歳の「幸福度」は以下のようになっています。
③45歳頃の僕 20・22・16・18・17
④現在(60歳)29・24・26・24・25

この結果と「幸福要素・自己評価」を比較すると、45歳頃に「幸福度」が上がっているのは、収入が増えた事、社会的地位があったことが主に影響しているようです。
また、現在「幸福度」が上がっているのは、自己肯定感が高まり、仕事にやりがいを持って取り組み、自由にふるまっている事が影響しているようです。
収入や社会的地位が低くても、この結果になっているのが面白いところです。

実はイギリスの心理学者ダニエル・ネトル氏は次のような考えを示しています。

「地位財は短期の幸せをもたらし、非地位財は長期の幸せをもたらす」

地位財と言うのは、他者との比較優位において価値が生まれ、満足を得られる財です。お金や所有物や社会的地位などがあります。
また、非地位財とは、他者との比較ではなく、それ自体に価値があり、喜びにつながる財です。心の満足や安全、健康などです。

僕は自分の体験から、ダニエル・ネトル氏の主張がとてもよく理解できます。
僕の場合は、できる事なら地位財も非地位財と同じくらいのレベルに上がってくれたら更に良いのですが(笑)

僕は50歳頃の人生最悪の「幸福度」の状態を経て、現在の人生最高の「幸福度」の状態に遷移してきました。
その時期にたくさんの「非地位財」を蓄えてきたのだと確信しています。
何がそれを可能にしたのか?
次回以降、その部分を探究していきます。

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