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名も無き学習障害児童

今回は問題提起だけします。
解決策は専門家に任せないと、結構デリケートな問題なので。

ついさっきQuora(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/Quora)を見ていたところ、下記の質問が掲載されてました。

日本の中学生は、英文を書くとき、一つの文でbe動詞と一般動詞を並べて使うミスを犯しやすいですが、ネイティブスピーカーの子供は、そういうことはないのですか?

どんなミスかわからない人のために回答から引用すると、

つまり "I am eat hamburger,"とか "I am drink Coke,"のような英語ですか?
(後略)

という文を組み立てるのだそうです。

正直、そんなことあるか? と思った。
なぜなら、自分が同じような間違いをおかした経験がないから。
私も中学の成績ひどくて英検4級ギリギリだったから、あまり大層なことはいえないけど、それにしても上の例みたいなミスはちょっとありえない。
SVOとか品詞の分類はサッパリでも、日本語に訳せない文は書いたことないんですよ。
例えば"I am have an apple."って訳せないじゃないですか。いや訳してもいいけど変じゃないですか。
「私は1個のリンゴを持ってるアル」になるんでしょうかね?

でもふと思い出した。
たしかにいたわ。
中高通して、英語というか言語の品詞を「感覚としても」理解してない人たち。
そもそも日本語でもわかってないから、英語で理解しできるはずがない。
こどもが日本語を学習する時、品詞の名前とか覚えなくていいんですよ。
ほとんどの日本人は「僕は日本人です。僕は東京に住んでいます」を日本語でいえるでしょう?
「僕は〜〜です」が1セットで、その間に「名詞(物の名前とか)」や「形容詞(状態)」が挟まることを、多くの人は幼い頃に保護者や近所の人やテレビ、絵本から教わるんですね。もちろん他の単語や文法も。
教わって、理解してきたはず。

そうでなかった人がいるんですね。
専門家ではないので、原因が「これ」だと断言はできない。ツイッター論客とかなら無理やり何か主張するのかな。
極論をいえば、理由なんて人それぞれでしょう。
親がバカだったとか、本人がバカだったとか、3歳から6歳まで昏睡状態だったとか。
ただ「僕がリンゴは好きにます」とかいう日本語を操る中学生ってかなりピンチですよね?
ここまでいくと立派な学習障害ですし、その手前まで来てる児童・生徒は時折見かけます。

「日本語らしき音声を発する生物」になってしまうと、会話から物事を理解することは難しいんです。
「川に近づくと危ないよ」といわれたら、普通の人は「川に近づくと危ないよ(溺れたり死んだりするよ、だから川に近づかないでね)」と理解するんです。
そうでない場合というのは「川(おみず)――近づく(はいるのはいいかな)――危ない(なんかわるいかんじ)」程度のことしか読み取れません。そのままの理解力で成人します。

自閉スペクトラム症の児童は明らかに周囲の子と違う言動が目立つため「この子は何か違うんだ」と気づいてもらえるチャンスがあります。
ですが学習障害は勉強ができないだけだったりするため「頭は悪いけど別に異常ではないだろう」と見過ごされてしまいます。

はじめに書きましたが、解決策は提示しません。
教育者になる人や親になる人はぜひ調べてみてはどうでしょうか?

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