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運の道

曲り角1つ違えば、
俺もあっち側にいたかも知れない。




キラキラした人を見ると、たまに思う。


人生は運だ。



ステージの上で輝く芸能人も、
何かしらの賞を受賞した芸術家も、
ニュースで称えられているスポーツ選手も、

全部、偶然の産物だ。



たまたま才能があったとか、
偶然見出してくれる人と出会えたとか、

そんなところだろう。



『努力』



うん、そりゃあしただろう。

努力なくして栄光を掴めるほど、
多分、その道は甘くないから。



ただ、

才能がなければ、努力が報われることはない。
種のないところにいくら水をやっても、花は咲かない。 


努力して開花する種を持っているか。
持っていた種が、自分の求めている花の種か。

そもそも、
努力をしようと思えるだけのナニカに出会えるか。


全部、運だ。



人生の道すがら、
たまたまそのナニカに出会えた人間が、
栄光への道を歩き始める。


未だそのナニカに出会えていない俺は、
平穏で平坦な道を、歩き続けている。


それを羨む人間もいるだろう。


平穏で平坦は、多分幸運だ。
それはもう知っている。
それなりの時間を、歩いてきたから。


でも、欲しくなるのはいつだって、
持っていないモノだ。


だからどうしようもなく憧れてしまう。


いばら道や、道なき道に。


あくまで想像だが、
栄光に向かう道は、多分そんな道だろう。


自分の知らない道に、
俺はいつまでも憧れている。





栄光に向かう為のナニカが欲しかった。

いや、違うな。



多分俺は、
栄光が欲しかったわけじゃなくて、


それに向かう道を、歩いてみたかったんだろう。


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