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トランペットの購入ガイド


楽器を購入するにあたり、おすすめ記事を書いたウェブサイトは数多くあるようですが、やたらと購買意欲を誘うテクニックには長けていても内容についてはさっぱり、というものには困ったものです。
彼らの思想の根底には、トランペットも他の商品と同じように使い捨てであり、手頃な値段のものをポンポン売り捌く、という発想があるのではないかと思います。
我々吹き手から言わせれば、今ここでの楽器との出会いがその後の人生を左右することになります。いい楽器との出会いがあれば、死んで楽器が吹けなくなるまで何十年も付き合って行くことができます。
そんなロマンを秘めた楽器選びを、くだらないセールストークで台無しにされぬようにとの思いから、今回記事にしたためたものです。

まず、こんなおすすめサイトには注意しましょう!

1.トランペットの写真で、マウスパイプが曲がっている。
このような楽器の扱いをする販売店では買わない方がいいでしょう。また、明らかにトランペットの持ち方がおかしいフリー素材を貼付しているサイトもやめましょう。

2.筆者の肩書きがそれっぽい。
サイト運営者の肩書きに「内閣官房長官を歴任」などと書かれていると、ついそのサイトを信用したくなりますが、トランペット経験以外の肩書きはほぼ意味ありません。
また、編集部おすすめ!などと書かれているものもありますが、編集部に所属しているのはド素人です。

3.軽さを追求すればプラスチック。
トランペットに軽さを追求してはいけません。
本来このような基準で選んではいけないことをアドバイスするのは販売店の役割なのですが、売ることに必死でまるで気付いていません。

4.夫婦喧嘩で夫を殴り倒す鈍器に。
幸いこのようなサイトは見たことありません。が、発見したら通報を。

さて、他者の批判はともかく、じゃあ、どのように楽器を選ぶべきでしょうか。
これは秘中の秘なのですが、どうせ読者もいないので大公開します。
この基準で楽器を選んで、まず失敗したと言う人を聞いたことがありません。

①まず、楽器は中古が良い。
楽器は中古に限ります。これはいいものを安く手に入れる目的もありますが、真の目的は別にあります。

②そして店員に、前に吹いていた人の性別を尋ねよう。

③それが女性であったなら買いだ。

いかがでしょうか。
上級者はさらに管内洗浄していないものを選ぶとか、付加価値を高めてくるかも知れません。
このような基準でバンバンいいものを発掘していただきたいと思います。

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