薬草・薬樹デビュー 40キンモクセイ 生薬名 桂花 味辛 性質温 帰経心、脾、肝、胃
キンモクセイってトイレの香り(と言うと年寄りだったりする)
秋になるとどこからか必ず漂ってくる。好きじゃなかった。それでも秋を感じさせる香り。街では一番最初の秋かもしれない。つい最近までそんな感じのキンモクセイでした。
それが
中国茶を飲むようになってキンモクセイが薬だってこと、桂花という漢方薬ということを知って、今年は花を待ちわびていたのです。
各地からキンモクセイの開花だより。東京はまだ香りがしない。先日やっと開花に気が付いて花摘みをしました。
初めてちっちゃなキンモクセイ花を間近でみて
わぁー。こんな感じなのね、キンモクセイって。香り強い!芳香❗️
開ききった花より蕾のほうがお茶には良いらしい。摘んだ花々を広げてゴミや柄を取り除いて、蕾と花を分けました。
そして生の花茶にしてみました。
良い香りのお茶です。花の量が多すぎて苦味が出てしまいましたがポッポポッポと温まりました。すごい効能。酔わないお酒飲んだ感じ。
蕾の方は量がちょうどほどよくいい感じ。レモンを少し足しました。
キンモクセイ花を使ったレシピはいろいろあるらしい。
今年はおにぎりアクションで忙しいからお茶だけにして、来年レシピチャレンジします。
中村臣市郎先生の薬草教室で足湯作りにキンモクセイも使われていました。
ヨモギ、セイタカアワダチソウ、コノテガシワ、ビワの葉、ナンテン、キンモクセイ、クズ、ニワトコ、ヤツデ、ミカンの皮、ケイ素水
10種の薬草のひとつですが、足湯しただけで体全体ポカポカしたようです。
キンモクセイの効能を調べました。
ERIKO FLOWERING CLUBさんより
キンモクセイ牧野富太郎図鑑より
中国原産の常緑樹で、鑑賞のため庭園に植栽される。
幹は高さ4m余りに達し、枝も葉も多く、葉は短い柄があって対生し、披針形成は長楕円形で、葉縁に普通鋸歯があるが時に全辺のことがある。
質剛く表面は緑色、裏面は帯気緑色を呈する。
10月中旬頃、赤橙色で有梗の小花を多数雛形状に着けて咲き、強烈な芳香がある。
顎は細小で4裂し、裂片は倒卵形・円頭で凹面、質は厚い。雌雄別株であるが本邦にあるものは聖奈を雄株であるから子房は縮小し、結実しない。
「ギンモクセイ」に似るが花は橙赤色、葉は狭長で鋸歯が少ない。挿し木は6月。
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