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「ストレスが原因」は不治の病のはじまり

皆さんは体調がすぐれなくて病院に行ったとき、「ストレスが原因ですね」と診断されたことはありますか?

私は腹部の激痛と、めまい・吐き気があった時に言われたことがあります。


謎の腹部の激痛

初めは、夜寝る時に「筋肉痛かな?」と思うくらいのちょっとした痛みが上腹部あって、その時は特に気にせず眠ることが出来ていましたが、仕事で他人のミスを自分のミスにされて病んで辞めた後に、その痛みが激痛に代わりました。

長い時は1日に1回、2時間以上続いて、あまりの痛さにうずくまって泣いて、そこから動くことができませんでした。


痛みに耐えかねて病院に行って胃カメラをしてもらったのですが、特に異常は見られず、「ストレスが原因ですかね」と診断され、ちょっとした痛み止めと胃薬をもらって診察は終わりました。

痛みは目に見えないですから、言葉にして伝えようにも難しいですよね。

病院の先生にも親にも辛さが一ミリも伝わらなくて、自分の苦しさをうまく理解してもらえずつらかったです。


ペインクリニックに行く

その後、薬を飲んでも、2か月たっても腹部の激痛が治らなかったので、ペインクリニックに通い、痛みを緩和するブロック注射というものをしてもらうことにしました。

ペインクリニックでは、腹部の筋肉が以上に硬くなっていて、それが痛みを発する原因になっているかもしれないと言われました。

自分の意思とは関係なく、ストレスからくる過緊張で筋肉が収縮し、自分のお腹をギチギチに締めていたようです。

ブロック注射は背中に一回深く注射を刺すので、体の奥に響く感じでとても痛いのですが、3秒くらいの注射の激痛で、2時間続く腹部の激痛を緩和できるのなら全然耐えられると思い、治療をしてもらいました。

※ペインクリニックで治療をしてもらうためには、他の病院で原因が何かを調べてもらってからでないと診てもらえないことがあります。
(痛みには基本的に原因があって、痛みを取り除くよりも原因を取り除いた方が治療に効果的なためです。)
ですので、この記事を見て、痛みがあるためペインクリニックの利用を考えているという方は、腹部が痛いのであれば消化器内科など、先にペインクリニックでない他の病院で診察してもらい、その結果を持ってペインクリニックに行くことをおすすめします。

ブロック注射の治療費はとても高くて、合計で10万以上はかかったんじゃないかと思います。ですがそれだけの治療費をかけても、痛みがなく過ごせていることが大切だなと感じました。

ですが、完全に治ることはなく、いまでも月に一回くらいのペースでお腹が痛くなります。


めまいと吐き気

再就職をした後、8か月くらい働いてから発症しました。

初めは階段を上るときに頭がふわふわして手足がピリピリとしびれるような感覚でしたが、貧血かなと放置していたら吐き気を伴うようになり、辞める1か月前くらいには耐えきれずに職場で嘔吐するようになってしまいました。

めまいと吐き気の症状は、月に1回約2週間、1日中続きました。

こちらも一度耳鼻科に行って診察を受けたのですが、耳からくるめまいや吐き気ではないと診断され、「ストレスかなぁ?」と言われてしまいました。

職場はとても環境が良く、ストレスを感じているような自覚もなかったので、原因はよくわかりません。

今回は痛みではないためペインクリニックに行くこともできず、まともに働ける状態ではなくなってしまったため仕事を辞めざるを得ず、しばらく家で寝込みました。

多少症状は落ち着きましたが、まだ突然めまいと吐き気に悩まされる日もあります。


ストレスと診断されたら

医者にストレスが原因ですねと診断されたときは、『原因はよくわからない。』『治療は対症療法(吐き気止め、痛み止め、咳止めなど、症状に対する薬で原因を取り除くものではない)しかない。』という意味なのかなと受け取るようになりました。

治らない、原因が取り除けない病気って怖いですよね。


さいごに

体調不良は目に見えないことの方が多いので、周囲の人の理解を得るのが難しいと思います。ですので、何日にどのような症状がでてどんな状態だったか、日記など記録を付けておくといいかもしれません。
痛みだったら、痛みの強さを1~10で表してみるのが効果的です。

病院に行くときも、専門外の科のことは診断できませんというようなサバサバ系の病院より、ストレスに理解があって、漢方などを出してくれたり、ゆっくり話を聞いてくれるような病院を探すようにするといいと思いました。

ストレスで体を完全に壊してしまう前に、職場や病院の先生に相談してみてくださいね。


ここまで読んでいただきありがとうございました。
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