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【観劇】『仁義なき幕末 令和激闘篇』配信

東映ムビ×ステ 舞台「仁義なき幕末 -令和激闘篇-」 (toei-movie-st.com)

千秋楽マチネを配信で観劇しました。
トップの写真が大和守安定なのは沖田総司が登場するからで関連する刀として選びました。
龍馬なんだから陸奥守吉行でしょと言われても写真がないので…😁

映画のラストで、村田恭二が身代わりをしていた坂本龍馬が大友一平に殺されてしまい、どうなるんだろう????と思っていたのですが、なるほどね。
蘭月童子によって令和にタイムスリップしてきた坂本龍馬が今度は村田恭二として振舞うと。
この龍馬は寺田屋事件当日からタイムスリップさせられて、村田恭二は龍馬の影武者になって新選組に殺されてしまった。
ここで歴史が変わっているけど、その後の歴史に大きな変容はないようです。

龍馬以外にもその場にいた中岡慎太郎が同じ場所にタイムスリップ
土方歳三、沖田総司、原田左之助も京都の違う場所へタイムスリップ
桂小五郎、伊達唯臣(現代のヒットマンで一平たちと一緒にタイムスリップしていた)、合計7名が幕末から令和の京都へやってきた。

ほぼ最初から最後まで殺し合い、一平を含め男はみんな死にました🤣

総司は刀が振るえるうちに戦って死んだのだから、この話しでの彼は満足しただろうか?(労咳が進行し、畳の上で死ぬという事実を受け入れがたいようだったので…本田礼生くんの総司、良かった。いち兄が総司…やっぱり不思議)
左之助は新選組が江戸にもどってきた後、新選組本体と袂を分かつことを「いずれ裏切る」みたいな言われ方を総司にされたことを気に病んでいた。裏切らずに戦って死ぬことに満足しただろう。(ここでの左之助は繊細なところがあった。小野さんの左之助、素敵でした。)
土方さんは満足して死ねただろうか?二人に比べると彼的には煮え切れない部分があったのでは?映画もですが、近藤勇が登場しないので、土方さんが近藤さんの役割も負わされている感があります。
でも石黒さんの土方さんは映画の感想でも書いていますが、とっても素敵でしたよ。

桂小五郎はさぁ、やっぱ一番腹黒なんですよ。わたしは史実としても、彼は相当腹黒だなと思っていますが、この桂小五郎は一番悪いヤツですよ、見た目がいい分、騙されそうになりますが、天性の詐欺師ですね。😆

龍馬は現代にきても坂本龍馬の本領を発揮するのですが、けっきょくここでも道半ばで…
大友小夜(一平の妹)との約束は果たすのですけどね。

一平はさぁ~後ろ向きというか、けしてトップにはなれない人ですよね。そのことを判っているんだろうけど認めたくないんですよね。もうちょっとうまく立ち回って、龍馬とやっていくというのも有りだと思うけど、生きていくことがヘタというのかな…他人を利用しているようで、利用されて終わっちゃうよね。
しかも実の妹から「殺人依頼」されちゃうし。

小夜と村田恭二は恋人まで行ってなかったかもしれないけど、小夜は恭二を好きで、成りすましに気づくのです。(龍馬はいっしょに寝ても手を出さない)
お龍も坂本龍馬が龍馬ではないことを見抜く。女は凄いな。(恭二はお龍さんに手を出していたと思う)

ある意味、小夜は最強で最も強かな登場人物かもしれない。でも強かに生きなきゃいけない環境に追い込んだ、男たちに憤慨するね。

東映のムビステはこれで4作観たことになりますが、どれも毛色がまったく違います。(うち死神遣いはシリーズなので、3作が毛色が違う)
死神遣いは別として、漆黒天と仁義なきはほぼ殺し合うシーンが続きますが、作品としてはまったく別世界。
次作はどんな時代劇を見せてくれるのか、発表を楽しみにしています。
主役は誰ですかね?






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