見出し画像

新宿御苑〜四谷四丁目〜表参道〜ヨックモックミュージアム〜渋谷駅

桜の季節の新宿御苑は、入場制限をしていました。私は、御苑~新宿一丁目~四谷三・四丁目付近の雰囲気が大変に好きなのですが、特にこんな陽気の時期は花粉症さえなければ、最高です。

なじみの店というのはほとんどありませんが、洋食だと重いぜ、という方は御苑沿いの「みつや」さんのランチなどはいかがでしょうか。

1000~1400円くらいのランチ。高くない?と思われるかもしれませんが、昨今の物価と内容の兼ね合いを考えますと、量と味と栄養のバランスとしてはなかなか良いものとなっていると思います。

日本のワインも揃っている

席数は、きっちりではありませんが、カウンター6席くらい、二人掛け2席、奥に移動可の二人掛け3席くらいで、すぐに満席です。11:30開店で、11:45に行き、12:00ごろにはもう満席でした。

メニューは日替わりで、おそらくは仕入れによって変わるもの、変わらないものもあるのではないかと。

ランチは最安値が1000円。刺身の定食や、焼きものの定食になると、1400円くらいまでの幅が生まれてきます。

ぶりの刺身の定食

私は、昨日、ブリの刺身の定食をいただきました。ブリは新鮮で良い物。ご飯も一回まではお代わり可です。1100円、税込、現金払いです。オッサンになると、これくらいの量でとどめておかないと、血糖値の上昇で眠くなってパフォーマンスがあがりません。

その後、御苑沿いを歩き、昔よく行った新宿区立四谷図書館の脇を抜け、市四谷四丁目交差点を右折。新宿御苑東端の脇の裏道を、スーツ姿とDCっぽいオッサン2人がなにやらべちゃくちゃしゃべりながら歩いて行く姿には、奇妙さを感じたものでしょう。

四谷四丁目交差点を南下、伝・沖田総司の逝去の地、新国立競技場や、ホープ軒の脇を抜けながら、表参道の方へ歩いて行きます。

ホープ軒というと、ハンカチ以降振るわなかったアイツが入る前のずっと前くらいに、ビリギャルの大先輩たちが群がった連中とのなんてことはない試合を、前日から泊まりで見に行き、明け方に朝食として食べに行った記憶しかないラーメン屋です。

なんで文学サークルなのに野球観戦ですか、もっと文学の鬼になりましょうよ、と言ったら、文学と野球は関係の深いものなのだ正岡子規を見たまえ、と諭され、一瞬説得させられたあの日。完徹読書会ね、と言われて、開場までずっと飲みながら読書会をさせられたあの日を、一瞬思い出しました。意味も感じられず、無駄な時間だなと思いましたが、後に話のタネになればいいやと思って付き合いましたが、今や話のタネになるどころか、そんな昔は良かった的な話をしようものなら、昭和の遺物扱いです、先輩。とはいえ、その時分は平成でしたが。

その後、日本ワイン好きなら聖地のウィルトスさんの近くを通り、ワタリウム美術館の脇を通る直前にある写真集の新刊・古書を扱っているShelf(シェルフ)さんに寄りました。いずれにしても店内を撮るのは気が引けるので、外観だけですが、国内外のアート・広告写真集の一覧がここで得られます。

写真集のあつまる新書・古書店Shelf

昔ながらの古書店が減るのは寂しいですが、Amazonや日本の古書店でも、微妙な値付けの写真集が増える中、状態を確認しつつ、新しく評価されつつある人も含めて、確認できる場所で、とてもいいと思いました。

私は、先だって書いた『寝ても覚めても』の冒頭で、出てくる写真家・牛腸茂雄の全集を買いました。「腸」の字は昔は難しい方で表記されていたような気がしますが、記憶違いですかね。

全集・作品編

牛腸さんは、幼少期に患った脊椎カリエスの後遺症と闘いながら写真を撮り、36歳で亡くなった写真家です。子どもの目線の高さから見上げるように写されたスナップが、一瞬人の感情を揺さぶります。忘れてしまったけれども、確実にかつて見た風景がここにある、と思わされる作品も多く、再評価の機運を援助するために購入。

そこから、表参道まで、歩いていきますが、裏道も車と歩行者で結構混んでいて、喧騒が戻ってきたぞ、と気分も高揚しました。

途中、今まで話したことをまとめよう、ということで小休止。ブルーボトルカフェで、議事録的なものをまとめました。

昔はドラゴンフライカフェでしたね

ちょっとした歩行運動と刺激と会話で、なかなかいいミーティングになったんじゃないかと思いますが、こんなミーティング形式は、最初気が狂ったかのように言われました。アリストテレスの逍遥学派の話から始めて、なんとか説得し、機密でないこと、それを理解する担当者の時に限ること、という限定が付きましたが、会議室の中でしんねりやるよりも、いいアイデアが生まれると思うんですが、皆さんもいかがでしょう?(笑)

その後、私たちは歩行を重ねて、コロナ禍の2020年10月くらいに開業したヨックモックミュージアムを訪ねました。ミーティング延長戦というか、まあ、ほぼ雑談と最後のまとめです。

カフェも併設

中は地下一階、二階の三層構造で、気密性の高い静かな空間に、ピカソのセラミック作品が展示されていました。まあ言ってしまえば焼きものであり、子どもが描いたような絵もあり、なんでこれが芸術なのだと言われそうですが、人類の芸術衝動の初源って、こんなところにあるんじゃないですか、とも思います。もちろん、ピカソが作ったものが高額に取引されていることで、子どもの描いたような絵も価値が生じているということは否定しませんが。

セラミック収集作品

あのちびまる子ちゃんの永沢くんみたいな絵が、私は好きです。今度、子どもに模倣させよう。

ピカソお気に入りのチェア

この椅子はピカソが愛用していたというチェア。座れます。

「ドンドロ591」

ドンドロというようです。

地下は企画、そこから2階に上がり、そこには常設的なものが展示されています。入館料1200円。まあ、高いかなと思いますが、二次会に行くのを一回やめれば、5〜6回は入れるのではないでしょうか。

下に降りるのは中央吹き抜けに設置された階段から

二階から入口までは吹き抜け階段を下りていきます。この吹き抜けに出た段階で、再入館できないので気を付けてください。

ここにはカフェも併設させており、平日はあまり知られていないせいか、閑静な雰囲気です。我々も時間の都合で入ってはいないので、詳細は不明なのですが、広くて、資料も手に取って見られるようで、良さそうです。値段はどうかな。

その後、渋谷駅まで歩いて行ったのですが、途中行列のできているドーナツ屋さんを通りました。福岡発のドーナツ屋さんのようです。種類が多いらしく、行列が少なくなった頃に行ってみたいですね。

I'm donut?

宮下公園の変貌ぶりに舌を巻き、駅構内の構造変化に目を見開き、コロナ禍においていかに時が止まっていたかを実感しました。

いやはや、なるほどですね。

この記事が参加している募集

今日やったこと

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?