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「家庭の運営という概念 その21」/いざ受験へ(中学受験、高校受験)

さて、子供たちには勉強の習慣づけができてきたら、受験への意志を固めてもらわなければなりません。

1.志望校選択

中学受験や高校受験では、住所つまりロケーション、通学できる範囲で受験校はある程度絞られてきます。
これは、親が書物やネット等で当たる、世間の評判を聞くなどでだいたい絞っていけます。
もちろん第二第三希望なども大方イメージを掴んだうえで、もちろん子供たちに話しをして、精一杯頑張れば合格可能な範囲の中から親が決めてしまえばよいと思います。
所詮、中学高校は通過手段に過ぎません。そこで一所懸命やれるところなら良いわけです。
また、特に男の子は、親が積極的であればつべこべ言う子はあまりいません。
そのかわり選択した志望校については、親が責任を持つべきです。

2.受験勉強

中学受験なら、いまはやはり少なくとも小学校三年生の2月から、高校受験でも小学校6年生の夏休みくらいからは塾に行かす方が良いでしょう。
ちなみに、我が家は、長男高校受験は中一4月から塾へ、次男中学受験は小四の2月から と比較的遅めでした。
ただ、勉強の習慣はつけさせていました。
この習慣づけが非常に大事だと思います。
我が家は、土日は買い物等で出かける時間以外は、私自身が勉強や読書をリビングでしていました。その時、子供たちは勉強するか、読書するかは自然にするようにしていました。
私はその時、高校から大学4年生までの数学を勉強し直していました。大学の数学は単位として取った先、数学科の人が講義で受講するくらいのレベルまでやりました。また高校の数学は数Ⅰからやり直しましたが、これは思わぬ効果がありました。
もともと学生の時、中学受験の講師をしていたこともあり、中学受験は結構難しいんですが難関校の算数の入試問題レベルまでフォローすることができました。
高校の数学と英語は、共通テストを経て来ていれば、これはばっちりです。

既述しましたが、リビングで皆一緒に勉強することが非常に重要です。家族がお互い勉強していれば、自然とそういうものになっていくというか、さらに習慣化が進んでいきます。
是非リビングで一緒に勉強してください。
多少取り散らかっていても気にせずに。

また、妻は塾でいろいろ聞いてきたお世話や日常のお世話(これが大変)を丁寧にやってくれました。
全く有難いことです。感謝しかありません。

そうして楽しい雰囲気で勉強を進めていくことが大事です、

3.受験生として

そうして、中学受験なら小学校6年生、高校受験なら中学3年生になると、これはもう必死で取り組むモードに入ってきます。高校受験は実際部活が夏ごろまでありますからそれをきちっとやることは重要です。その上でということですが。
そのころからは、親は自分のことより、子供たちの受験に集中していくということでしょう。
もう私も、彼らが勉強中は、わからないところがあれば即座に対応し、勉強の計画なども細かくみて応援していました。
特に、家で勉強する時大事なことは、特に中学受験の場合、算数はその場でわからせてあげることです。一つつまずいて時間のロスをするとどんどん効率が悪くなりますし、モチベーションも挙がりません。即座に解法を理解させる、わからないところをわからせる、前に戻って基礎を固める等ということをやっていくことが合格への近道です。
高校受験も実際数学、英語はそうだと思いますが、中学受験の場合はより重要です。
場合によって、必要に応じて、そのための個別指導や家庭教師を付けても良いと思います。それほど算数の勉強は難しいし、大事です。


そんな体制で受験生活を送れれば、家族で戦った受験ということで、本当の意味での家族のベルエポックになると思います。


受験の年までの勉強について、今回は、ひとまずこんなところで。



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